品川
円安がじわじわと進行している。
この前、110円台を一瞬割って騒いでいたと思ったが、気が付けば114円台をつけている。
実に慌ただしい。
海外需要に依存する企業にとって、円安は大歓迎である。
この状態が長く続けと願っていることだろう。
風が吹くと桶屋が儲かる式に説明しておきたい。
今のドル高・円安の背景には米国の好景気がある。
先週末の米国雇用統計発表では就業者数の増加、失業率の低下がみられた。
中央銀行である FRB が”米国は好景気”と判断し、再び利上げを行う予測が立つ。
すると、利率が高い米国に世界中から資金が集まる。
ドルが高くなる → 相対的に円が安くなる、という関連だ。
日本も好景気だが、日銀は目標金利を低く設定している。
デフレから抜け出ていない、との判断からだ。
したがって、日銀の金融政策がこのまま変わらなければ、かつ米国の好景気がこのまま続けば円安は続くとみるべきだ。
個人的には円安になったからといって、メリットはほとんどない。
ただし、円安/株高なら日本全体としては良い状態だ。
全体が良ければ自分にも悪影響はなかろうと思っている。