2017年7月21日金曜日

再び成長軌道に乗った Microsoft      2017.7.21

川崎駅西口



ここ数日のテレビ報道を観る限り、稲田防衛大臣の辞任(罷免)が近いのではと思わざるを得ない。
近く内閣改造が行われることは、安倍総理が先日アナウンスしており確定している。
稲田大臣は内閣改造まで持たないのではないか。
そんな気がする。あくまで勘である。


さて、Microsoft の4-6月決算が発表された。
きわめて好業績である。

売上高  233億1,700万ドル 前年比113%
純利益    65億1,300万ドル 前年比200%

ここ数年、Microsoft は Apple、Google、amazon と較べて業績頭打ち感が強かった。
世界的なトレンドとして PC 台数が伸びず、スマホやタブレットが大きく伸びるなかで置いてきぼりを食ってきた。
PC台数が伸びなければ Windows も売れない。


Microsoft がこのところクラウドに注力していることは、ちょくちょく報道されていた。
今回の決算で大きく成果が出ていることを証明した。
Microsoft のクラウドサービスは、クラウド経由でITインフラを提供するサービス Azure(アジュール)である。
この Azure が前年比 197% で業績に貢献した。


2000年台の企業は自社でサーバーPCを導入し、企業内システムや顧客向けシステムを構築するのが一般的だった。
私も IBM のサーバーPC とMicrosoft のWindows NT Server (ソフト)や SQL Server (データベースソフト)を担当顧客へいくつか販売した経験がある。
時代は変わり、今は「自社導入からクラウド利用へ」という大きな変化のなかにある。


Microsoft は自社導入時代に多くの顧客を作った。
だから、もともと顧客はたくさん持っている。
その顧客を Azure へ誘導しているのだ。
企業はシステムの安定性を重視する。
Microsoft の顧客はクラウドを利用するにあたっても、別のベンダーではなく Microsoft(Azure) を選ぶのは自然な選択だ。


多くの顧客を持つ Microsoft は、しばらくこの好調を維持できると思う。
長い足踏み期間を脱して、再び成長軌道へ乗ったと私は確信した。