タワーマンション(武蔵小杉)
昨夜見た月も一昨日同様にとても美しく、小さな感激を味わいながらウォーキングを終えた。
月は形を変える。
シャープな三日月、スイカを半分に切ったような半月、そしてまん丸の満月。
かと思えば、まったく見えなくなる日々もある。
太古の人類はそんな月が不思議でならなかっただろう。
数えきれない人が月について語り、月を愛(め)でてきた。
科学的な発想ができる人は月がなんたるか、宇宙はどうなっているかを研究した。
研究成果は受け継がれ、やがて1969年7月の人類月面着陸に結実した。
中学2年生だった私は、この偉業に強い感動を覚えたものである。
7月になるとそのことを思い出す。
アポロ計画には夢があった。
人類を月に立たせるという、今考えても壮大なプロジェクトだ。
アポロ13号ではトラブルで危険な局面にさらされた。
NASAが英知を傾け、飛行士たちが無事帰還できた時には世界中の多くの人びとが快哉をあげた。
アポロ計画もとうの昔に終わり、最近は月が話題になることもほとんどなくなった。
永い間、宇宙飛行士は月に行っていない。
現在は有人宇宙ステーションに飛行士が行って、あれこれ作業を行うだけなのか。
あるいは火星に人類を送り込む計画はあるのか。
新たな情報を私は静かに待っている。