生田緑地(川崎市多摩区)
朝一番で神奈川区菅田町へクルマを走らせてきた。
土地勘のない場所だが、カーナビのおかげで苦もなく到着することができた。
本当に便利な世の中である。
カーナビなき時代はクルマを運転する人なら誰しも、地図を頼りに迷いながら四苦八苦した経験があるだろう。
地図は目的地まで複数ページにわたるので、使い勝手が実に悪かった。
どこを走っているのか、わからなくなるのだ。
とても心細かったし、初めての場所へ行くのが億劫だった。
カーナビは GPS 技術のおかげである。
GPS とは Global Positioning System の略である。
アメリカ合衆国がもともと軍事用に開発した技術だ。
上空高いところの GPS衛星から位置を知らせる信号を受け取る。
レーガン大統領の時代に民生的用途にも転用した。
1990年台のことである。
インターネットも米国で軍事用に開発された。
Google の検索エンジンも米国生まれだ。
そう考えるとやはり米国の技術はスケールが大きく卓越している。
翻(ひるがえ)って日本は?
捨てたものではない。
ウォシュレット(TOTO)、ゲームソフト(任天堂)、ハイブリッドカー(TOYOTA)、内視鏡(OLYMPUS)、イメージセンサー(SONY)、ヒートテック(UNIQLO)...
私が思いつくものでもこれだけある。
技術が人々の生活を便利・快適にするのだ。