谷本川(横浜市青葉区) 撮影:5月17日
東京オリンピック・パラリンピック(7月-8月)の中止は3月下旬に決まった。
中止が決まった途端、東京都知事のメディア露出が目立つようになった。
接触8割減、3つの密(を回避)、Stay Home など、時代を象徴するメッセージが発せられた。
その後、あれよあれよという間に緊急事態宣言(外出自粛、休業要請)へと突き進んでいった。
緊急事態宣言の直前に「アベノマスク」配布の発表が行われ、巷の話題になった。
ちなみに私の手元には未だ布マスクは届いていない。
休業に伴う補償では、初め政府はどっちつかずだった。
一時は経済産業大臣が「補償はできない」との見解を出したこともあり、全国の事業経営者を奈落の底に落としたこともあった。
その後、休業協力金、雇用調整助成金の支給が立て続けに決まり、直近では家賃支援まで到達するに至って世の中は落ち着きを取り戻した観がある。
ゴールデンウィークは自粛一色だった。
新幹線の乗車率は10%以下。
列車によっては0%もあった。
GW中の5月4日に緊急事態宣言の延長が決まった。
予想はしていたものの、いつまで続くやらという諦めの気分が世の中に蔓延した。
その後、14日に39県が先に解除され、今週には京阪神も解除になった。
高校野球甲子園大会(8月)の中止も決定した。
イベントの中止には慣れっこになってしまったが、夏の甲子園が行われないということは先の大戦以来の大ごとである。
そして5月下旬を迎えた。
残る首都圏・北海道も、来週(26日)解かれるかもしれないところまでこぎつけた。
個人的には新型コロナウィルス感染症という疫病に対する恐れはかなり小さくなった。
注意すべきことを医学的見地から認識できたことが大きい。
首都圏の解除で世の中がどのような変化を見せるのか。
沸き立つのか、淡々としたものなのか。
興味深く見守りたい。