2020年5月24日日曜日

困った東京都知事     2020.5.24

田植えの準備(横浜市青葉区)     撮影:5月23日




谷本川沿いの水田に水が浸された。


私が訪れた時、今まさに水を引き込んでいた最中だった。
まもなく田植えが始まる。
感染症騒ぎとは関係なく、行うべき時期に行うべきことが行われている。
そう思うと、心が落ち着く。


今週、首都圏の緊急事態宣言も解除される運びだ。
ただし、東京都は3ステップで段階的に解除していくという。
ステップアップは2週間づつ、というから第1ステップから第3ステップまで進むのに約1ヶ月をさらに費やすことになる。
これで東京都民は納得するのだろうか。


東京都知事は人々を規制するのが得意、というか大好きだ。
古くは環境大臣時代のクールビズ。
最近では築地市場の豊洲移転で”安全性”とやらに執拗にこだわり、水産業者たちを長期間困らせた。
そして、今回の行動自粛・休業要請。
完全解除まで必要以上に時間をかけるつもりだ。


おそらく、確実に、彼女は政治力を行使して人々の行動を規制することに無上の喜びを感じている。
オリンピック・パラリンピック延期が決まった後、メディアに出る彼女ははしゃいでいたように私には映る。
口では「都民の安心・安全」と言いながら、規制自体が目的化して商業・サービス業の行く末など二の次・三の次なのだろう。


リーダーシップが必要な時と、過ぎたリーダーシップは無用な時がある。
今、東京都民は都知事のいらないリーダーシップの犠牲を払わされているように思う。