生田緑地(川崎市多摩区) 撮影:5月30日
菖蒲(しょうぶ)の花が咲いている。 菖蒲と紫陽花(あじさい)が咲けば梅雨も近い。 新型コロナウィルスに翻弄された春も終わり、季節は動く。
4月7日の緊急事態宣言後も生田緑地はほぼ平常通りであった。 まず、4月下旬に緑地内のさまざまな施設(岡本太郎美術館、プラネタリウム)が閉じた。 それでも、公園内の駐車場は平常通り営業を続けていた。 行ける場所が少ないなか、生田緑地は貴重な気晴らしスポットとして何度も活用させてもらった。
事態が変ったのは5月の連休後である。 藤沢市、鎌倉市が「他県から湘南に来ないで」という排他的メッセージを発した頃だ。 そんな自粛を強要する世間の雰囲気に押されたか、とうとう生田緑地の駐車場も閉鎖されてしまった。 しかたなく、付近の民間駐車場にクルマを停めて訪れたこともあった。 やがて、川崎市の公園近くに横浜ナンバーのクルマを駐車すること自体が無用のトラブルを招きかねないと思い、行くこと自体を自粛してしまった。
一昨日、緊急事態宣言の解除を待って公園内の駐車場が開いた。 再び、自然のなかでウォーキングを楽しむことができる。 緊急事態宣言が解除されたのだから堂々とクルマも駐車できる。 私の日常が戻ってきたのだ。
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