小石川後楽園
大相撲11月場所が9日目を終えた。
優勝力士は誰なのかということも楽しみだが、今日は大局から近未来を見通してみたい。
横綱・照ノ富士が休場で横綱不在の場所である。
どん底からのカムバックを果たした照ノ富士は力士人生の目標を達成済みで、すでに精神的には引退しているのだと推測する。
協会として横綱不在はありえない。
下から横綱に上がってくる力士がいないと照ノ富士はいつまでも引退できない。
だから先場所優勝した貴景勝の綱とりなるか、と周囲は騒ぐ。
貴景勝は組んだ相撲が取れないので横綱に上げてほしいとは思わない。
上がっても苦労するだけ。
彼にとって名大関と呼ばれる位置が幸せなのだと確信している。
今場所の3大関・3関脇から近未来の横綱は誰がふさわしいかといえば、私のイチ推しは琴ノ若である。
身体が大きい、組んで相撲が取れる、上り調子である、この3点が推薦理由。
また、組めるという点では霧島、豊昇龍も当確。
二人とも、もう一段のパワーが欲しいところではある。
さらに下から上がってきてほしいのが湘南乃海、朝乃山、熱海富士。
やはり身体が大きく、組んで相撲が取れる。
豪ノ山にも期待している。
実力者の髙安・御嶽海は下り坂を降りている。
二人はピーク時に上(白鵬)が強すぎた。
運がなかった。