2016年3月31日木曜日

次のステージ  2016.3.31

神宮外苑





ウィークデイの夜11時には必ず WBS(ワールドビジネスサテライト:テレ東)にチャンネルを合わせる。
最新の経済・企業情報をわかりやすく提供してくれるので、良い番組だと思っている。
これを観てから寝るのが私の生活パターンになっている。



WBSのなかで「トレンドたまご」というコーナーがある。
番組内では略して「トレたま」と呼んでいる。
企業・大学での玉石混交な開発ネタを毎日紹介している。
これはアイデアがおもしろい、とか、こりゃきっとダメだな、などと自分なりに未来予想をするのが頭の体操になっている。



その「トレたま」を担当してきた大澤亜季子アナウンサーが昨日で卒業した。
ご主人の米国駐在に連れ添うのだという。
彼女にとって最後になる「トレたま」を報告した後、大江麻理子アナに促されて挨拶をした。
涙声でお礼と抱負を述べる大澤アナを観て、とても羨ましく思えた。



若いから人生に”先”がある。
ひとつの担当を終え、次に米国で生活するという”先”がある。
38年務めてきた企業を退職した今の私が失ったものは”先”、つまり次のステージだ。
大澤アナにはそれがある。



私だって考え方次第で”先”は生み出せるのかもしれない。
今までは企業が用意してくれたが、今後は自分でプロデュースすることなのかもしれない。
自分でプロデュースしてもいいし、したくなければしなくてもいいことなのかもしれない。
大澤アナの挨拶を観て、少し考え込んだ昨晩だった。