三菱自動車が日産の傘下に入ることになった。
燃費データの不正が長きにわたって行われていたことは残念な話である。
消費者は燃費だけにこだわってクルマを購入する訳ではないが、スペックを偽ってはいけない。
信頼回復にはかなりの時間を要するだろう。
その一方で、三菱車が東南アジアで高いシェアを持っていることは初耳だった。
また、SUV(Sports Utility Vehicle:車高の高いごつごつしたクルマ)に強いことが日産を動かした理由とのことだ。
日産も三菱も共に電気自動車には注力しており、プラスに働く可能性の高いM&Aだと思う。
朝日の経済欄には三菱自動車のほか、東芝、シャープの苦境2社に関する記事が掲載されていた。
これだけ見ていると、日本企業危うしのような気分になってしまうが良いニュースもある。
ソフトバンクが米国スプリントを黒字化させたのだ。
これはあまり大きく報道されていない。
私は3ヶ月ごとにソフトバンクの決算発表を動画で見ている。
発表がわかりやすく、また孫社長の話が聴きやすいからである。
使われるスライドは見事なまでに簡潔明瞭。
いつも感心している。
1時間20分くらいあるが、皆さんにもぜひ一度ご覧になって頂きたいと思う。
稀代の名経営者のプレゼンを聴いて損はない。
2016年3月期 決算説明会(ソフトバンク) (←クリック!)