2016年5月18日水曜日

称えたい大相撲名勝負と美技  2016.5.18

六本木





今日は沖縄除く全国できれいな青空が望める。
スカッと晴れた洗濯日和(びより)の一日だ。



気温もぐんぐん上がり、夏日の地域も多いとの予報。
佐佐木信綱の「夏は来ぬ」は今日のようなお天気の日に彼が感じた詩ではないだろうか。
ちなみに「来ぬ」の「ぬ」は not の意味ではなく完了形である。



さて、再び大相撲の話題に触れなければならない。
稀勢の里・琴奨菊戦が実に素晴らしい勝負だったからだ。
両者ともがつんと立ち合い、引いたりいなしたりすることなく体重をぶつけて押し、投げるという相撲の醍醐味を堪能させてくれた。
こうした力勝負を見ると勝ち負けなどどうでもよくなってしまう。
両力士を称えたい。



このところ、立ち合いの変化で瞬間完了してしまう取組を見せられてうんざりしていた。
白鵬が勢戦で見せたかち上げ。あれは危険きわまりない。
ルールを至急改正して反則にしてほしい。
勝てばなんでもアリ、では相撲がつまらなくなってしまう。
相撲は総合格闘技ではないのだ。



いっぽう、十両・宇良の技は素晴らしい。
相手に背中を見せ、土俵際まで追い詰められた。
通常ならこのまま送り出されて負けのパターンだ。
そこから見せた腰投げが見事に決まった。
これぞプロ力士。
勝てばなんでもアリ、は彼のような美技に送りたい言葉だ。



宇良の腰投げ(← クリック!)