2016年5月27日金曜日

伊勢志摩サミットに思う  2016.5.27

渋谷





予報では昨日、雨が降るはずだった。
今朝降っているので後ズレしたことになる。
最近の天気予報精度は高いので珍しいことだ。
ゴルフに出かけたタカザワ氏にとっては嬉しくない後ズレであろう。



さて、昨日から伊勢志摩サミットが始まった。
二日間なので今日までだ。
G7、すなわち米国、日本、ドイツ、フランス、英国、イタリア、カナダのトップリーダーが集っている。
ロシアも加えてG8の時代もあったが、ウクライナにちょっかいを出して仲間はずれを食らっている。
先進国クラブのお仕置き、制裁である。



日米は停滞する景気を上昇させようと、各国へ財政出動を働きかけている。
つまり、政府がお金を使ってインフラ投資など公共事業を起こして景気を刺激しましょうということである。
それに対してドイツ、英国は健全な財政を守るほうが大切だとして、日米の勧めに乗る気はない。



普通に考えるとドイツ、英国の考え方が妥当だと思う。
国も企業も個人も借金は少ないに越したことはない。
日本は世界一の借金を抱えている国だ。
歯止めをかけるべき時なのに、さらに借金をして財政出動しようとしている。
これは危うい。



安倍政権はアベノミクスで円安、株高を実現した。
この功績は大きい。
次は借金を減らしていくことがメインテーマだ。
財政支出を減らしていくということは、社会保障にも当然しわ寄せは来る。
国家財政が破たんして猛烈なインフレに見舞われるよりはマシだと思って、国民も我慢を強いられる。



最悪の状況を避ける、という観点が必要に思う。
守りを固める時である。
個人でも金欠であれば節約するではないか。