2016年5月8日日曜日

ストレージサービスの罠  2016.5.8

渋谷





GWも今日で終了する。
2日、6日に出勤している人は休んじゃ出て、の連続で調子が狂う感覚があるのではないだろうか。
来週の通常勤務が苦痛に感じることだろう。



さて一昨日、Microsoft からメールが発信された。
ストレージサービス One Drive の無料サービス規定変更を知らせるメールだ。
ストレージサービスとはクラウド、つまり外部サーバーにデータを保存しておくことのできるサービスである。
写真、動画、音声など重たいデータを自分のパソコンに保存せず外部へ保存すれば外付けハードディスクなどが不要だ。
友人にもアクセスできるようにすればデータ共有も簡単にできる。



変更点は無料で使えるデータ容量が少なくなること。
具体的には従来15GBまで無料だったが、8月以降は5GBまで無料に変更される。
つまり5GB以上保存していたユーザーは突然、有料になるのだ。
寝耳に水で、あせっているユーザーもさぞや多いだろう。



ストレージサービスは無料で便利だから、と気軽に使い始める。
保存するデータ量が増えた頃、有料になりますと言われても今さら簡単にはやめられない。
他のストレージサービスへ引っ越しするにしても手間が大変だ。
有料になる場合、料金は月々数百円程度だから「まあ、仕方がないか」と継続使用する人がほとんどだろう。



これはユーザーの足元を見たビジネスだ。
ストレージサービスを利用する際には知っておくべき知識である。
Microsoft がちょっぴり悪質と感じるのは、途中から無料領域を小さくしたことである。



私が Google へ月々2ドルを支払っているのは、このブログを維持するためである。
このブログも Google のストレージサービスを使っている。
支払いを辞めればブログで残した膨大なデータへアクセスできなくなってしまう。
この支払いは納得して払っているからいいが、Microsoft の途中変更はいただけない。
最近、業績が以前ほど良くはないから利益確保に動いたのだ。