2024年6月12日水曜日

CCS  2024.6.12

Bing Wallpaperより





脱炭素は人類にとって喫緊の課題である。
ここ数年で気候変動による悪影響を実体験するステージまで来ているからだ。


脱炭素ではまず、再生可能エネルギーへの転換が急がれている。
太陽光発電、洋上風力発電、地熱発電などがどんどん進捗しているのは皆さんご承知の通り。
水素も有力視されているし、モノになるのはかなり先ではあるが核融合発電の研究も世界中で行われている。


温暖化ガスを出さないエネルギーの開発と同時に、すでに排出してしまったCO2を地下奥深くに閉じ込める技術(CCS)も実用化に向けて進んでいる。
CCS とは Carbon dioxide Capture and Storage のことで、CO2(Carbon dioxide)を分離・回収(Capture)、貯留(Storage)することをいう。
玄武岩の層にCO2を圧力をかけながら押し込む(圧入という)と、化学反応を起こして鉱物化することがわかっている。


ところが、残念ながら玄武岩は日本に少ない。
その代替候補としてグリーンタフという岩が玄武岩と同様の作用をすることを突き止め、提唱しているのが高谷雄太郎氏(東京大学大学院 准教授)である。
グリーンタフは日本海側に豊富に存在するという。


私がなぜこのことを知っているか。
テレ東BIZで「いまからサイエンス」を遡って視聴しているからだ。
2023年11月22日放送の「二酸化炭素を岩に閉じ込める 逆転の発想の脱炭素技術」を今日観て触発された。