堂ヶ島
小学校低学年の頃、首都圏が深刻な水不足に襲われた年があった。
道塚町(大田区:現在の新蒲田)にも水道局の給水車が来て、ポリタンクや鍋に水を入れてもらった記憶がある。
三つ子の魂、百まで。
今年のように雨が少ない梅雨には常に水不足を心配してしまう。
首都圏をまかなう貯水池は群馬県にある。
利根川の上流だ。
したがって都心で雨が降っても水がめに水がたまることはない。
今年、水がめの貯水量が少ないのは冬季の降雪量不足と5月の降雨量が例年の半分しかなかったためである。
群馬県にまとまった雨が降るためには、梅雨前線が今より北上していなければならない。
梅雨前線はまだ関東南部あたりでとどまっている。
これから前線が北上して雨が降るようになれば貯水池に雨水が満たされる。
私が記憶する深刻な水不足は幼い頃の一回きりである。
何度か雨不足で騒いだことがあったが、台風が来て一気に水不足を解消させるパターンで救われている。
そういえば今年はまだ台風が発生していないと聞く。
水不足を一発で解消させる台風なら歓迎だ。