2016年6月25日土曜日

英国のEU離脱  2016.6.25

湯河原温泉





湿度72%とあまりに蒸し暑いので、今夏初めて書斎のエアコンを稼働させた。
みるみるうちに湿度が50%に下がった。
やはりエアコンは快適である。



さて、英国のEU離脱について。
直後ということもあり書くのを止めようと思ったが、やはり本件に触れない訳にはいかないだろう。



昨日、昼に報道された英国EU離脱確定情報は強烈なインパクトがあった。
私は都内の銀行でこのショッキングなニュースを知った。
朝方に残留濃厚を予想する報道を観ていたから、ショックは倍増だった。
残留有利をアナウンスした調査会社は大恥をかいた。
英国にはEUを嫌悪する人の数がこんなにも多いことを初めて知った。



今朝は普段読まない日経新聞をコンビニで買ってきた。
朝日と日経を隅から隅まで読んだ。
いろいろな人のいろいろな意見が掲載されており、ほぼほぼ頭のなかが整理されてきた。
なかでも日本語訳されたフィナンシャル・タイムズの社説がいちばん腑に落ちた。

・ベルリンの壁崩壊以来の大きな衝撃を欧州大陸に与えた。
・英国は国民投票の結果で社会通念がひっくり返された。保守主義と政治的安定で知られてきた国が、暗闇に向かって飛び降りたのだ。



この離脱は誰が考えても世界の政治経済の安定を損なうものだ。
喜んでいるのは英国の離脱支持層とEU内のEU懐疑派だけだ。
英国の離脱支持層だって、この先ずっと今の幸福感を持続できるかどうか不透明である。
彼らは当然そのこともわかっていると思う。
それほどEUの一員でいることが嫌だったのだろう。
今のままで我慢することよりもリスクを取って自立の道へ賭けたのだ。
英国の成功とEUの安定を祈る。