2016年10月31日月曜日

小池百合子政経塾  2016.10.31

茶碗蒸し




東京都知事の小池さんが小池百合子政経塾を発足させた。
4,800人もの応募者があったという。
選挙戦で火のついた小池人気は、都知事就任後もますます盛り上がっている。


彼女は都政に新しい風を吹かせている。
情報公開を貫こうという基本姿勢は好ましい。
就任してすぐに直面した豊洲市場移転問題、東京オリンピックの競技会場問題はどちらも難題だ。
大きな心的エネルギーを注いでいるなか、次の重要な一手を打った印象がある。


政経塾には「グゥ~!」のエド・はるみ氏も応募したと報道された。
彼女の名前は久しぶりに耳にする。
氏のギャグはけっこう好きだった。
へんな顔をしながら「グゥ~!」と言う、こんな押し売りギャグに私は弱い。


彼女がテレビから消えた理由も今日知った。
キャビン・アテンダントのひとりが、機上での彼女の口上をSNSに投稿したことがきっかけだったとは知らなかった。
この投稿がきっかけでバッシングを受けたのだそうだ。
感情にまかせて行動してしまうと落とし穴にはまる。


小池さんは今まさに絶頂期かもしれない。
エド・はるみさんは捲土重来を期するところ。
お二人の未来に幸あれと祈りたい。







2016年10月30日日曜日

米国IT大手の決算  2016.10.30

渋谷




渋谷はハロウィーン仮装した若者であふれていることだろう。


時代は変わる。
今の若者には今の楽しみ方がある。
ケンカなどトラブルを起こすことなく楽しんでほしい。
人が密集して身体の自由がきかなくなると、いらぬトラブルが起きやすい。
分別のある大人であっても、満員の通勤電車でささいなことで言い合いになり、ケンカになる場面を何度も見てきた。


さて、米国をリードするIT企業の7-9月業績が出揃った。
いつものように確認しておきたい。


■Apple

売上高  468億5,200万ドル  -9%
純利益      90億1,400万ドル  -19%


■amzon

売上高  327億1,400万ドル + 29%
純利益     2億5,200万ドル   +320%

■Alphabet

売上高  224億5,100万ドル  +20%
純利益    50億6,100万ドル  +27%

■Microsoft

売上高  204億5,300万ドル +0.4%
純利益   46億9,000万ドル -4.3%


Apple はさすがに頭打ち。
amazon の利益が売上と比べて少ないのは巨額の投資を行っているせいか?
Alphabet は相変わらず好調。まだまだ伸びしろがありそうだ。
Alphabet とMicrosoft に共通するのは利益率の高さ。
ソフトウェアは当たればリターンが大きい。


規模感をつかんでもらうためにキヤノンも見ておこう。

■キヤノン

売上高  74億1,700万ドル  -15.9%
純利益    2億3,200万ドル  -50.4%



2016年10月29日土曜日

動きあり  2016.10.29

渋谷





今朝の書斎室温は21.7℃。


10℃台に突入するのは時間の問題のようだ。
日に日に気温が落ちている。
愛用の足温器で足元を温めながら本ページを書いている。
エアコン暖房は10℃台になったら使おうと思っている。


昨日このページで書いた事項が、一晩寝たらことごとく状況が変わっていた。
こんなに多くが一度に変化することは珍しい。


まず、ボブ・ディラン。
昨日行われたインタビュー(英 Daily Telegraph)で、ノーベル賞受賞に「素晴らしいことだ」と答えたと報道されている。
授賞式にも出席する意向を示している。
スウェーデン・アカデミーは胸をなでおろしているのか、それとも苦々しく思っているのだろうか。
とにもかくにも事態は動いた。


次に米国大統領選。
クリントン氏が国務長官時代の私用メール問題で新たな動きがあった。
こちらも昨日(28日)の話である。
FBI が「関連すると思われる」新たなメールが見つかったので調査することを明らかにした、と報道された。
機密情報が含まれていたかを調査する。
もしも機密情報が含まれていたら、選挙には大きく影響するだろう。


最後にプーチン大統領。
ソチで行われた政治学者との会合(27日)で、日本との平和条約締結の見通しについてコメントを残した。

「解決を望み、そのために努力するが、いつどのように行われるのか、今は答えることができない。」

「期限を決めるのは不可能で有害だ」

「中国とは戦略的なパートナー以上の、これまでにない協力のレベルに達した。残念ながら日本との関係はそのような質に至っていない。」



世の中は常に動いている。
予断を持たず情勢を追いかけたいと思う。

2016年10月28日金曜日

Blowin' in the Wind      2016.10.28

渋谷




昨晩のライブ(横浜)で吉田拓郎がボブ・ディランの「Blowin' in the Wind」を歌ったという。


スウェーデン・アカデミーは何の連絡もないディラン氏を「無礼で傲慢」とコメントした。
このコメントは発しない方がよかった。
まさにブーメランで、自分たちに返って来た。
ディラン氏も無礼であることは事実である。
無礼ではあるが傲慢とまでは言えないのではないか。
まさに人それぞれである。


プロ野球日本シリーズは日ハムの3連勝で、明日から舞台を広島に移す。
接戦を行っている両チームは素晴らしい。
星勘定こそ日ハムがリードしているが、今度は広島で戦うので日ハム有利と断言はできない。
どちらが優勝するにしても人智を尽くしたプロの勝負を見せてくれると思う。
まずは明日の第6戦が楽しみである。


いっぽう、米国大統領選は接戦だった時期が終わり、すでにクリントン氏勝利が見込まれている。
どのくらいの差を付けて勝つのか、「勝ち方」に人々の関心が移っていると報道されている。
日本だけの表現だと思うが、トランプ旋はもう吹いていない。
「トランプリスク」が除かれたことで日経平均株価も上がっている。
金融相場はリスクを嫌う。


12月15日、プーチン大統領の山口訪問が待たれる。
国内に熱が吹くかもしれない。
私は静かに待っている。







2016年10月27日木曜日

電車で化粧はやめなはれ  2016.10.27

渋谷




9月から東急電鉄が「わたしの東急線通学日記」というタイトルで、駅張りポスターと動画によるマナー向上運動を行っている。


取り上げるテーマは4つだ。

・歩きスマホは危険
・車内化粧
・整列乗車
・車内混雑時での荷物の持ち方


どのテーマも的を得た、素晴らしい取り組みだと思う。
大賛成である。


「車内化粧はみっともない」とした東急の主張に対して、一部の女性たちから批判が来ているそうだ。
酔っぱらったオヤジのほうがみっともない、とのことだが優劣をつける話ではなく両方ともいただけないと思う。
クレームが本当なのか、若干の疑いを持っている。
ネットマスコミの作り話のような気もするのだ。


マナー向上は大切だから、そんな声にひるむことなく東急には継続してもらいたい。
日本社会の品位を保つためにも東急の提案に賛成したい。
化粧は見ないようにすれば実害はないが、車内混雑時の荷物の持ち方を心得ない人はけっこういる。
このテーマを早く見てみたい。


なお、東急とは無関係だがおもしろい動画(歌とダンス)を見つけたので紹介します。
皆さんも、ぜひ歌とダンスを練習してほしい。


電車で化粧はやめなはれ(← クリック!)



2016年10月26日水曜日

日本プロ野球界の至宝  2016.10.26

渋谷




今日の首都圏は25℃以上の夏日になる予報だ。
今年最後の夏日であってほしい。


日本シリーズ第3戦はもつれたゲームを日ハムが制した。
これで広島2勝、日ハム1勝となり、広島3連勝で王手という最悪の展開は避けられた。
興行的にも観客にとっても良かったと思う。
これで第四戦以降の楽しみが広がった。
一方的な展開は面白くない。


足の痛みで降板した黒田投手は昨日で見納めなのだろうか。
広島ファンはこのシリーズが第6戦以降まで続き、マツダスタジアムでもう一度、彼の最後を見たいのではないだろうか。
今日、明日と広島が連勝したらそれもない。


それにつけても、日ハム・大谷は実に素晴らしい選手だ。
球界の至宝である。
二刀流へ導いた栗山監督も素晴らしい。
投手として超一級、打者としても超一流だから彼には二倍付けの年棒を払ってあげてほしい。
日本シリーズで3番DHを務める投手はこれから先、出てくるのだろうか。


投手が務まる選手は野球センスがあるので、バッターとしても優秀な人は多い。
あの金田正一氏もバッティングが良かった。
チャンスに代打で出てきたこともあるくらいだ。
大谷が先駆者となり、今後は彼のような姿をめざす選手が出てくる気がする。


大谷はインタビューでの受け答えも素晴らしい。
先輩(中田翔)を立てたり、初戦の敗因は自らの投球にあったと述べる。
札幌では3連勝して王手をかけたい、と監督やファンが聞いたら小躍りしそうな抱負を述べる。
若くして完璧である。




2016年10月25日火曜日

ラグビー平尾氏の訃報  2016.10.25

大田区池上




外気温の低下と共に室温も下がってきた。
家のなかでの冬支度を急いでいる。


毎朝、書斎の室温をチェックしているが少しづつ確実に下がっている。
直近の4日間では23.8℃ → 23.6℃ → 23.1℃ → 22.6℃ で推移している。
北西向きの一階の部屋だから寒くなると冷えるのも早い。
シャツの上に一枚、羽織るようになった。
足温器はいつでも使えるようにしてある。


さて、世の中では毎日いろいろな出来事がある。
最近いちばん驚ろかされたのは、ラグビー・平尾誠二氏の訃報である。
まだ若いし、闘病中であることを全く知らなかったから予想外だった。
53歳はあまりにも若い。


同志社大学ラグビー部が国立競技場で躍動したのは1982年から84年だ。
この時代に平尾氏は大八木氏とともに大活躍した。
大学日本一は早稲田、明治など関東の大学が取るのが通例だったが、関西から抜群の強さで勝ち上がり3年連続で日本一になった。
この記録は帝京が強くなった最近までずっと破られなかった。
大東文化、明治、関東学院、早稲田という順に黄金時代があったが、連覇はできても3連覇はない。


平尾氏のポジションはスタンドオフである。
ゲームコントロールする役割で司令塔とも言われる。
自らステップを踏んでトライを決めることも多かった、華のある選手である。
抜群のラグビーセンスを備えた人だった。
神戸製鋼7連覇を経て日本代表監督も務め、日本ラグビー界発展に大いに貢献してくれた。
実に惜しい人を失った。
心からご冥福を祈りたい。








2016年10月24日月曜日

日本シリーズ  2016.10.24

大田区池上




日本シリーズは広島カープの連勝で始まった。
明日から舞台は札幌に移る。


かつてと較べてプロ野球への興味・関心が格段に薄れ、シーズン中はほとんどテレビ観戦しなかった。
しかし、日本シリーズだけは別だ。
両リーグを制したチーム同士の好ゲームを期待する気になる。



この2試合は日ハム投手陣の制球の悪さが目についた。
大谷に乱れた印象はなかったが、後続の投手陣は雰囲気に飲まれていた。
制球が定まらず、広島の打者との勝負を有利に運べていない。
対して、広島の繰り出す投手はスピード、コントロールとも素晴らしく、さすがはセリーグの覇者だなと思わせるものがあった。
日ハムの打者たちはさっぱり打てていない。
日ハムファンにはストレスのたまる試合だっただろうと思う。


日ハム・栗山監督も辛い2試合だった。
意図した戦いができない監督は我慢の二文字を強いられる。
テレビに映し出される栗山監督の表情はとても硬かった。


勝負は終わるまでわからない。
過去に何度も逆転劇を見てきた。
札幌で流れが変われば展開は一転する。
まずは勝敗が互角になることを期待している。
一方的な戦いはつまらない。
最後までもつれてほしいと願っている。




2016年10月23日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(No Christmas Without You:John P KEE) 2016.10.23

大田区池上




10月もすでに下旬。
毎年のことだが、ここから年末年始までは早い。
年賀状を書いたりしてわさわさし、あっという間にクリスマスを迎えることになる。


小さな子供のいる家庭では、クリスマスはとても重要なイベントだ。
我が家でも昔はケーキやケンタッキーを用意して祝ったものである。
彼らはやがて大人になり、就職して独立し我が家から出ていった。


子供たちのいなくなったクリスマスは何回目だろうか。
No Christmas Without You を聴くとセンチな気分になる。
いい歌だと思う。


No Christmas Without You(← クリック!)





2016年10月22日土曜日

地震学  2016.10.22

池上本門寺裏




鳥取で震度6弱の地震が発生した。
昼頃、震度4の揺れがあり、その2時間後にさらに強い揺れが起きた。
熊本地震と同じパターンである。


熊本も鳥取も地震学者たちが地震発生の恐れを指摘したことがない地域である。
地震が起きると「ここは活断層がある」と後付けの説明が行われる。
「地震が起きないとは言っていない」と言いたげである。


地震学者たちが南海トラフや首都直下の発生可能性を示唆してからかなりたつ。
その間、東北、中越、熊本、鳥取で大地が揺れ大きな被害を出している。
南海、首都直下が起きていないことは良いことだが、他の地域への警告がなかったことは地震学者の怠慢である。
警告しなかったのではなく、警告できなかったのだろう。
つまり、どこで地震が起きるかわからないのだ。


地震予知はできない。
日本全国どこでも起きる可能性がある。
各家庭で備えるしかない。
これが地震予知の実態だろう。

地震学者たちはそのことを明らかにするべきである。
後付けの解釈は不要である。
国の研究予算も見直してほしい。
人々の幸福に役立っていないのだから科学ではない。




2016年10月21日金曜日

フィリピンの親中政策(アジアの勢力図が激変)  2016.10.21

池上本門寺





フィリピンのドゥテルテ大統領が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。


この会談でドゥテルテ大統領は、中国の主張する南シナ海権益問題を棚上げする代わりに中国から多額の経済援助を引き出した。
これでアジアの勢力図は大きく変化した。
親米だったフィリピンは、大統領が代わったことにより反米、親中の旗印を鮮明にしたのだ。
「アメリカとはさよならだ」とまで発言しているのだから、意思は固い。


伏線はあった。
9月のASEANサミットでオバマ大統領のことを「このくそったれが。」と語ったことで首脳会談が中止になった。
オバマ大統領が薬物犯罪者の殺害を人権問題として非難したことに反応したのだ。



ドゥテルテ大統領は来週、日本にも来る。
安倍総理も筋書きが大きく狂ったはずだ。
フィリピンと一緒になって中国を非難するつもりだったが、それはできなくなった。
小粒の経済協力でお茶を濁すしかないだろう。


こうしたフィリピンの変節に対して、我が国はどうするべきか。
南シナ海に口をはさめなくなった以上、尖閣諸島をはじめとする東シナ海の権益はしっかり守る。
中国の領海侵犯に対して国民が安心できる国防策を整備する。
フィリピンとは友好関係を維持する。
緊張感を持って進めてもらいたい。








2016年10月20日木曜日

テレビ討論最終回を控えて  2016.10.20

池上本門寺





首都圏は今日も季節が逆戻りしたように暑くなる。


その一方で、札幌・旭川の最高気温は10℃、11℃の予報だ。
やはり北海道の気候はかなり異なる。
経験的に語れば東京と較べて約1ヶ月、秋冬の訪れが早い。
いよいよ北の大地が冷えてきた。


今日はこれから米国大統領選挙のテレビ討論最終回が行われる。
報道によればこの選挙戦も、すでに勝負あった感がある。
これから投票日まで、クリントン氏に致命的なスキャンダルが暴かれない限り氏が大差をつけて勝利するのではないか。
それでもテレビ討論は見ておかなければならない。


米国とともにロシアも大いに気になる。
12月のプーチン大統領来日が待ち遠しい。
その前に11月にもチリで国際的なイベントがあり、安倍首相とプーチン氏の会談が持たれることになっている。
今度こそ平和条約締結と北方領土交渉が動くものと期待している。
日本、ロシアともに政権基盤が強固であり、互いに欲しいもの・与えられるものが明確であり機は熟している。


私は北方領土に関しては4島即時一括返還にはこだわらない。
未来に道がつけられれば、まずは歯舞・色丹から返還されれば良いと思っている。
共同統治などさまざまな選択肢があるのだろうが、政府と外務省の仕事を信頼している。
12月中旬に日本中が沸き立つことを願っている。









2016年10月19日水曜日

柏崎刈羽原発の再稼働について  2016.10.19

池上本門寺




昨日の首都圏は季節外れの暑さに見舞われた。
私も所用で外出したが、少し歩くと汗ばむのを感じて不快だった。
もともと暑いのは辛いものだが、涼しい時期に暑いとなおさら心身にこたえる。


さて、新潟県知事選挙で原発再稼働に慎重なスタンスを取る米山氏が当選した。
氏を知る人が語るところによると、米山氏は医師、弁護士の資格を持ち論理的な思考のできる人とのことである。
すなわち、よく考えずに感情的に原発反対と叫んでいる人ではないと考えてよいと思う。


私は民進、自由(生活)、社民に批判的である。
彼らの言動は国民の幸せのためではなく、与党の足をすくって政権を取ることが第一義と思っているように感じるからである。
この3党が推したのが米山氏である。
私は米山氏がこの3党を超える存在であることを願っている。
つまり、政権に何でも反対するのではなく、新潟のためになる県政を信念を持って行ってもらいたいのである。


政府と東電が柏崎刈羽原発を再稼働したいのはわかる。
しかし、福島第一原発の事故を踏まえて知事、県民が安全だと納得できるところまで、きちんとディスカスをするべきである。
経済効率を最優先して再稼働をごり押しすることは国民のためにはならない。
同時に政権のためにもならない。


今は米山氏の「県民の命と暮らしを守れない現状で、再稼働を認めることはできない」というコメントと向き合うべきである。
政府と東電は米山氏のコメントを正面から受け止めてほしい。
「ここまでやれば原発は安全だ。」と皆が納得できる安全対策を真摯に提示することが必要だと考える。









2016年10月18日火曜日

武田邦彦教授  2016.10.18

池上駅前商店街




8月に偶然「虎ノ門ニュース」に出会い、以来、毎日見るようになった。



今や毎日の情報源として欠かせない番組となっている。
また、3ヶ月も見続けているとその良さも悪さもわかってきた。
今のところ、長所が短所を凌駕しているので見続けている。


インターネットテレビなので、リアルタイムではなく2時間遅れで見ている。
たいてい本ページの更新を10時までに終えてから、日本茶を飲みながらの視聴となる。
トイレに行きたくなれば途中停止して再び見られるので、トイレの近い私には都合がよい。


月~金で毎日コメンテイターが異なる。
私がもっともお気に入りなのが月曜日で、担当は武田邦彦氏と半井小絵氏である。
武田邦彦氏の論理的な解説を聞いて、目から鱗(うろこ)の思いを数多く体験した。
番組のなかで武田氏が担当する「虎ノ門サイエンス」は特にお薦めである。
半井氏の存在も番組の価値を上げている。


武田邦彦氏は東大卒の物理学者で、旭化成ウラン濃縮研究所、芝浦工業大学教授、名古屋大学教授を経て、現在は中部大学の教授である。
中部大学は失礼ながら無名大学だが、大学の格を上げるべく招聘されたと私は推測している。


サラリーマン時代、大前研一氏に傾倒し、その視野の広さとユニークな考え方に多大な影響を受けた。
今は武田邦彦氏に惚れ込んでいる。
お礼として氏の著書も買った。
氏に印税が入れば本望だ。




2016年10月17日月曜日

天気予報  2016.10.17

東急池上線




予報通り雨が降り出した。
首都圏は今日、明日とも雨である。
この雨で大地は冷やされ、いっそう秋が進む。


今でこそ降雨のメカニズムを人々は理解しているし、天気予報で雨に備えることもできる。
天気予報はありがたいし、その恩恵にあずかれる現代人は幸せである。
江戸時代以前の人たちは空を眺めて予測するしか方法はなかった。


気象庁のホームページによると、天気予報の開始は1884年(明治17年)である。
ラジオによる天気予報が始まったのは1925年(大正14年)だから、広く国民が知るようになって100年もたっていない。


私たちが小さい頃は天気予報が外すことは少なくなかった。
靴やサンダルを空中に蹴り上げて、表で着地すれば明日は晴れ、裏で着地すれば雨、なんて遊びもあった。
遠足が近いとチリ紙をまるめてテルテル坊主を作った。
願掛けである。
今そんなことをする子供はいない。


富士山頂に気象レーダーを設置したのが1965年。
静止気象衛星「ひまわり」の打ち上げは1977年。
降水確率予報を始めたのは1980年(東京のみ)、全国での運用開始は1986年。
ここ数年で天気予報の精度は格段に上がった気がする。
気象庁は毎日17時に翌日の天気予報を発表している。
降水の有無の的中率は1990年頃には82%だったが、2015年では87%だという。


科学の進歩が人々の生活を便利にする。
天気予報の進歩は科学の勝利である。








2016年10月16日日曜日

CSシリーズ  2016.10.16

東急線池上駅






広島カープがCSシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ出場が決まった。
シーズン3位のDeNA が勝ってくれなくてよかった。


パ・リーグは日ハム - ソフトバンクがまだ決着がついていない。
当然、リーグ優勝した日ハムが勝つことを願っている。
大谷がバシッと決めてくれるだろう。


このクライマックスシリーズは実に余計な戦いだ。
さっさと広島と日ハムが日本一を競って戦えばいいだけの話だ。
そもそも、何を目的にこんなへんてこな仕組みができたのだろうか。
まさか、巨人軍の優勝確率が低くなったからチャンスを与えようとした、なんてことは?


プロ野球ファンはCSシリーズを支持しているのだろうか。
新聞読者欄、ネットでも反対論を目にしたことがない。
一生懸命スタンドで応援している観客は、とても従順で無邪気に見える。
彼らがこのシステムに疑いを持っているようには見えない。


野球機構側はこれでいいと思っているのだろうか。
何度も盛り上がって良し、しかも興行収入が上がるしウハウハ、とでも思っているのかもしれない。
そうだとしたら終わっている。


私は反対だ。
昔はプロ野球が大好きだった。
今は年々、興味が失せている。
このまま消滅したって落胆しない。




2016年10月15日土曜日

カクタス池上アパート  2016.10.15

大田区池上





外がだいぶ冷え込んできた。


昨夜のウォーキングでは、歩いているうちに指先に寒さを感じた。
この感覚はこの秋初めてである。
気温が低いので、1時間歩いて一滴の汗もかかなかった。
ここ数日、秋の進展の早さは目を見張るものがある。


写真は大田区池上の一角、よくあるマンションの建設現場だ。
先日、たまたま池上本門寺へ行く用事があり、そのついでに訪ねた時の写真である。
この場所は私がかつて住んでいた5階建てアパートがあった地である。
思い出のあるアパートは壊され、新たなマンションがこれから建設されようとしていた。
懐かしい気持ちで来てみただけに、この光景はけっこうショックだった。


私がここで生活していたのは1982年~88年。
すでに30数年が経過する。
長男、長女はここで生まれ、赤ん坊時代を送った。
部屋の間取りは狭く、洗濯機をベランダに置くほどだった。
風呂も追い炊きはできない方式だった。
ダイヤル式の黒電話を使っていた。


やがて大阪転勤が決まり、引越作業をした。
段ボール箱をうず高く積み上げた部屋で、引越業者の到着を待った日の記憶は鮮明だ。
札幌から池上、池上から豊中、豊中から横浜青葉と引越を繰り返したが、引越するということはいつも寂しい。
そこで生活した思い出が跡形もなく消えてしまう気持になるのだ。


建物ごと変わってしまうことまでは想像していなかった。
もともと古い建物だから仕方がないことなのだ。
と、わかってはいるものの、今なお喪失感にとらわれている。








2016年10月14日金曜日

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞に思う  2016.10.14

池上本門寺




ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した。
誰も予想しなかった受賞である。


日本では団塊の世代にボブ・ディランのファンが多い。
日本のフォーク界が氏の影響を強く受けたことは間違いない。
我が国のフォークソングは米国の PPM やディランを真似して育ったのだ。
私自身はディランに感化されたことはなかった。
彼の音楽はもちろん知っているが、自分から積極的に聴いたことはない。


ジョン・レノンはボブ・ディランが売れ出してから、かなり影響を受けたようだ。
哲学的な詩を作るようになったのもそうだし、ディランのかぶっている帽子を欲しがったらしい。
私にはわからないことだが、当時の彼の音楽スタイルやファッションはカッコよかったのだろう。


私にはディランがノーベル文学賞というのはしっくり来ない。
この選考には反対である。
選考者のなかに彼の熱烈な信者でもいたのだろう。
「たまにはこうした選考もいいじゃないか、粋だろ ?」というドヤ顔が見え隠れする。
世間をびっくりさせる効果はあったが、それだけのことである。
村上春樹氏も首をかしげているに違いない。






2016年10月13日木曜日

1978年10月13日  2016.10.13

渋谷





都内で大規模な停電が起きたことを報道で知った。
地中電線の火災が原因とのことである。
私の住む地域には全く影響がなかった。
都内の練馬、中野あたりでは局地的に停電した場所もあったようだ。


普段、何ごともなく使えたものやサービスがトラブルで滞ると実に不便である。
家の中で電球ひとつ切れても交換は面倒臭い。
首都圏の通勤電車遅延は今や珍しくなくなった感がある。
日本の課題は経済成長よりも、今ある便利なインフラの維持にあると思う。


さて、今日・10月13日は38年前に札幌へ赴任した日である。
おそらく去年も同じことを書いたと思う。
誰にも自分だけの記念日があるだろうが、私にとっては今日は忘れられない日なのだ。


札幌で勤務したことでその後の私の人生は強い影響を受けた。
職場、仕事、生活から学んだことは多い。
家内と出会ったのも札幌で働いたからである。
高校同級生・神立氏の紹介で、彼の学友・志村氏、鈴木氏と今も親交が続いているのもこの時期があるおかげである。


あの日の札幌は寒かった。
駅前のワシントンホテルに泊まり、翌朝、支店へ初出勤したのだ。
対応してくれた人事担当係長の顔は今も忘れない。
自分で希望したとはいえ、えらく遠い場所に来てしまったなという不安感はしばらく続いた。


今日は好きな音楽を聴きながら、あの頃の自分に心を遊ばせようと思う。
人生は思い出の集積である。



2016年10月12日水曜日

こむら返りの恐怖  2016.10.12

NISSAN CROSSING




ぐっと気温が落ち、朝晩は肌寒く感じるようになった。


ウォーキングに着ていくものも短パン・半袖ではなく、春秋用に替えた。
書斎に居る時も夏の間はずっとドアを開放していたが、閉めるようになった。
家では長袖シャツを着るようになった。
季節の変化に少しづつ対応している。


夜中、睡眠中にこむら返りに襲われた。


ふくらはぎに激痛が走り、やっとのことで立ち上がったが、収縮が収まるのをじっと待つしか術(すべ)がなかった。
なす術がないとはこのことである。
とにかく痛い。


数時間経過した今もふくらはぎに軽い痛みが残っている。
こむら返りは過去に経験はあるが、ここ数年は記憶にない。
くせになったら嫌だな、と少し憂鬱である。
父も晩年たびたび襲われていて、痛いとこぼしていたことを思い出した。


予防法をネットで検索してみた。
運動後のストレッチ、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる方法などが書いてあった。
あの痛さに再び襲われないよう、やれることはやっておこうと思っている。
こむら返りは本当に痛い。


2016年10月11日火曜日

後期講座始まる(市民大学)  2016.10.11

横浜市青葉区




昨夜はテレビ朝日の勧めに従い、薄い掛布団1枚を追加して寝た。


今週の首都圏は週末まで晴れ・曇りが続く。
最高気温も21~22℃で過ごしやすい。
秋物衣料を売り込みたいユニクロ、しまむらは手ぐすねをひいて売り場を整えていることだろう。


秋の到来とともに、市民大学の後期授業が始まった。
私は前期に引き続き世界経済を勉強する。

後期のテーマは「格差解消対策」である。
教材はスティグリッツ教授(Joseph E  Stiglitz:コロンビア大学)の「Rewriting The Rules Of The American Economy」を用いる。
もちろん英語ではなく翻訳本である。
来年2月まで毎週金曜、2時間、計12回のコースで、費用は1万4千円だ。


経済のグローバル化とともに所得と資産の格差が広がっているといわれる。
1%の富裕層と99%のその他、と表現されることもある。
資本主義社会である以上、所得・資産格差ができることは仕方がない。
ただし、かつては分厚い中間層が米国繁栄の証(あかし)だったが、徐々にその所得が下がり貧困層が増える傾向にある。


そうした格差が拡大している理由はなぜか?
格差拡大を食い止め、再び米国全体が幸福になる経済政策はどうあるべきか?
ここを腑に落とすことが講座の着地点である。


格差拡大は我が国にも共通する課題である。
しっかりと勉強し、確かな意見を持ちたいと思っている。














2016年10月10日月曜日

第二回テレビ討論会を見て(米国大統領選)  2016.10.10

銀座4丁目




昨夜は秋風が肌寒く、ポロシャツの上にウィンドブレーカーを羽織ってウォーキングに出た。


つい先日まで暑かったから、この寒さには面食らった。
この先まだ暖かい日もあるだろうが、季節が秋本番に動いたことは間違いない。
マンションからの外の眺めも、すっかり秋らしくなった。


今朝は米国大統領選挙のディベート中継があった。
2回目である。
AbemaTV のおかげで最初から最後まで通しで見ることができた。
このインターネットテレビは今まで麻雀中継しか見たことがなかった。
CNNのディベート中継はまことにありがたい。


今回のトランプ氏は前回と比べればそこそこ戦えたのではないだろうか。
そんな印象だ。
開始早々のクリントン氏の攻撃を「国民に謝罪する」と殊勝な態度でかわした。
その後はクリントン氏を「言葉だけで実行力なし」「現在の米国の混迷をもたらした政治家」と批判した。
クリントン氏の表情は終始険しく、見る人に余裕は感じさせられなかったと思う。


昨日までの米国マスコミ調査ではクリントン氏が有利と報道されている。
今日のディベートが米国民にいかなる印象を与えたかはまだわからない。
総じて評するならば、革新を求める人はトランプ氏、安定を求める人はクリントン氏を選ぶのではないか。


10日後に最後のディベートがあり、11月10日の選挙が行われる。
いよいよエンディングを迎える。




2016年10月9日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(アール・クルー:Dance With Me)  2016.10.9

GINZA PLACE




外がどんどん暗くなって雨が降り始めた。


勢いよく秋の雨が降っている。
音を立てて雨が降る。
この雨が大地を冷やし、秋を深めていく。


アール・クルー(Earl Klugh)は社会人一年生に赴任した札幌の独身寮でよく聴いていた、思い出深いギタリストである。
休日になると独身寮にいてもヒマなので、バスに乗って街へ出かけることが多かった。
札幌の中心街へ向かう途中に月寒中央というバス停がある。
バス停を降りてすぐのレコード屋さんにはよく通ったものだ。


店員さんにビートルズ、イーグルスなど私の嗜好を伝えて、お薦めのアルバムはないかと尋ね、教えてくれたのがアール・クルーだった。
寮に帰ってレコード針を下すと、とても美しいギターの調べがスピーカーから流れてきた。
いっぺんで気に入った。


Dance With Me は現在、もっとも好きな曲である。
この曲はアール・クルーに限らず、多くのアーチストが好んで演奏する名曲である。
雨が降る今日のような日には、もってこいの選曲だと思う。



Earl Klugh - Dance With Me (← クリック!)