2016年10月7日金曜日

イオン、セブンの生きる道  2016.10.7

谷本川(バッタ)




今朝、稚内で初雪が観測されたそうだ。


昨日の首都圏は10月としては2回目の真夏日。
今日は大陸から冷気が流れ込むため、気温は25℃程度までしか上がらず過ごしやすい予報だ。
秋・冬は北からやってくる。
そろそろ秋本番へチェンジする時期である。
夜歩くとコオロギ、鈴虫たちがさかんに鳴いている。


流通大手の中間決算が発表されている。
イオンはスーパーが業績の重荷となり、50数億の赤字。
セブンは増益を確保したものの、やはりスーパーが足を引っ張り、さらに百貨店事業も重荷だ。
そごう、西武がセブンの傘下であることが、私には未だにピンと来ていない。
うっかりすると忘れている。


イオンはもともとジャスコ、セブンはイトーヨーカー堂が本業だ。
かつては富をもたらしたスーパーマーケット事業が利益を生めなくなっている。
不振は今に始まったことではなく、原因は衣料品が売れなくなったことにある。
ユニクロ、しまむらに負けたのだ。


いろいろテコ入れしてはみたが、朝から晩まで寝ても覚めても衣料のことを考えている、優れた経営の企業には勝てない。
なかなか見切る決断ができなかったようだが、衣料品からの撤退は近いと思う。
食品に特化していくことだろう。


イオンはショッピングセンター、セブンはコンビニで他を圧倒している。
このインフラの上で銀行事業も成功させている。
この強みを磨き続けて大いに収益をあげ、利幅が大きいがゆえに未練が残る衣料品をスパッと捨てて食品に特化する。
さらに店舗のトイレをもっと良くすれば安泰だ。
日本の流通を代表する両社のさらなる発展を願っている。
私ごときが願わなくとも大丈夫なことはわかっている。