2024年7月20日土曜日

終わりの始まり   2024.7.20

Bing Wallpaperより





梅雨が明け、強い日差しのもとで高温にさらされた午後だった。
夕方からは一転し、雷と共に大粒の雨がボタボタと降り始めた。
今後、しばらくは今日のような強烈に暑い日が続くことを予感させた。


さて、終わりの始まりについて。

先ごろ、毎日新聞が冨山での配送を9月末で止めることを発表した。
部数減、配送コスト高騰が原因であり、配達取りやめは全国初。
また、東京新聞も8月末で夕刊を廃止することを発表した。(東京23区除く)


これらは新聞業界の終わりの始まりである。
今後、毎日新聞は富山のみならず地方の配達効率が悪い地域から順次撤退していくこと必至だ。
また、夕刊廃止についてはどの新聞社も検討の俎上にあがっており、朝日・読売・日経もいづれ遠くない時期に廃止すると思う。


日本の新聞は1880年(明治3年)に創刊された横浜毎日新聞が始りだ。
以来、140年にわたる歴史があるが、ここ20年はネットに押されて衰退の一途を辿ってきた。
現在、若い人たちは新聞を購読しないし、私たちの世代でもどこかの時点で購読を止めた人が多いと思う。


3大紙の読者層は70歳以上の高齢者に極端に偏っている。
その高齢者もやがては亡くなっていくから、今の高齢者がいなくなるとともに新聞は消滅する運命が見えている。


唯一の例外が日経新聞。
この新聞だけは電子版も含めて幅広い世代のビジネスパーソンに読まれている。
私も電子版読者であり、経済を中心とした世の中の動きをキャッチアップする必須ツールになっている