原油価格の下落 2015.12.16
木々の葉は散ったが外は暖かい。
今日のニューヨークも15℃だそうだ。
暖かいのは日本だけではないようだ。
今週になって日米とも株価が落ちたのは原油安の影響だそうだ。
エネルギー資源の乏しい日本にとって、エネルギー価格の下落はプラス材料だと思っていたが必ずしもそうではないことがわかった。
原油価格が大きく下がると、原油輸出国の景気悪化、エネルギーで事業を営んでいる企業の業績悪化を招く。
エネルギー関連企業の株価を折り込んだ債権価格も下がる。
それらが回りまわって日本経済にもマイナス材料となる、というカラクリだ。
そう説明されると納得がいく。
世の中はバランスで成り立っている。
自国だけ原油安のメリットを享受することはできない。
資源国も栄えないとバランスは保てないのだ。
日本時間の明朝4時に米国FRBが政策利上げを発表するとみられる。
今年から来年にかけて、我が国にも大なり小なりの影響が現れることだろう。