冬支度
何かを語るとき、3つというのはちょうどよい。
また、3 という数字には世の中の真実が潜んでいるように感じることがある。
エディージョーンズ氏は対戦相手を実に入念に研究する。
そうした後に、試合前には3つ程度に絞り込んで選手たちに指示したそうだ。
(文芸春秋12月号 通訳が見たラグビー代表「奇跡の23日間」)
安倍政権も経済政策を「3本の矢」「新3本の矢」で表現したことは上手だな、と感じている。
【3本の矢】
異次元の 金融緩和
機動的な 財政出動
民間投資を促す 成長戦略
【新3本の矢】
希望を生み出す 強い経済(GDP600兆円)夢をつむぐ 子育て支援(希望出生率1.8)
安心につながる 社会保障(介護離職ゼロ)
努力しないと2つまでは出ても、3つ目が出てこないことがある。
「3つ目は・・・、うーん、忘れました」という経験が何度かある。
「新3本の矢」も少し努力して覚えた。
日銀・黒田総裁も金融政策発表に際しては、わかりやすく3つにまとめて語った。
・2年間
・2%
・2倍
組織の重点目標を10も20も語ることは無駄だ。
課題を出していけばそのくらいはあるかもしれないが、優先順位をつけてスッキリと発表しないといけない。
できればひとつ、多くても3つ。
伝わることがまず大切。
そして実行に移せなければ意味がない。