2016年8月25日木曜日

急務は国防   2016.8.25

夏の空(生田緑地)





青空も見え陽光も輝く穏やかな朝を迎えている。
平和に満たされた光景だ。
台風10号が本州に向かっていることは気がかりではある。
だが、それ以上に気がかりなことがある。


日本の平和が日米安全保障条約に基づく米軍駐留によるものであることは疑いがない事実だ。
不戦を誓った憲法9条も国民の意識に深く根付いている。
負け戦(いくさ)の悲惨さを東京大空襲、広島・長崎で経験した教訓が生かされた憲法である。


憲法9条は高貴な不戦精神が謳われている。
素晴らしいと思う。
とはいえ、9条さえあれば日本の平和が守られるわけでは当然ない。
性悪説を前提として国防は考えなければならない。
当たり前のことである。


海岸線に9条の立て看板を立てておけば平和が守られるなら苦労しない。
過去にはその海から不法侵入した北朝鮮工作員が日本人を多数拉致し、ほとんどが未解決だ。
沖縄県石垣市では中国の領海侵入がエスカレートしている。
北朝鮮は我が国の漁師の仕事場にミサイルを撃ち込んできた。
こうした行為に対し、「とうてい許すことのできない暴挙である」と政府メッセージを発したところで事態は何も変わらない。


ミサイルは日本の領空で速やかに撃ち落とす体制を急いでもらいたい。
こういうことならば国債を発行してもらってかまわない。

尖閣では中国人が上陸してくる場合の訓練を行ってもらいたい。
尖閣の場合、中国の作戦は自衛隊が先に攻撃するようにさせることである。
攻撃されたから反撃したのだ、と国際世論にアピールしたいはずだ。
したがって、まずは沖縄県警に不法上陸者を逮捕させ、海上保安庁、自衛隊がいつでも出動できる体制を敷いておく。
同時に米国の支援を取り付けておけば万全だろう。


政治の使命はいろいろあるが、突き詰めると国民の安全と財産を守ることに尽きる。
政権の速やかなる対応を求めたい。
そのためには、地域選出の国会議員へお願いすることである。