生田緑地
まもなく8月も終わる。
ということは今年の3分の2が終わるということである。
残る3分の1をどう過ごすか、計画を練る時でもある。
リオ・オリンピックでは数々の素晴らしいシーンを見させてもらった。
ほぼ毎日、日本選手がメダルを獲り表彰台にあがった。
国歌が流れるなかをおごそかに国旗が掲揚されていくシーンには、右も中道も左も関係なく誇らしい気持ちになったのではないか。
それとも左の方々は「戦前の軍国主義を思い起こさせる」として目を背けたのだろうか。
そうだとしてもそれも自由だ。
閉会式で安倍首相がマリオに扮して土管から出てくるシーンは見事な演出だった。
誰が考えたか知らないが、日本が生んだ愛すべきキャラクターを上手に使った傑作だと感心した。
君が代、日の丸は日本の象徴だが、マリオも現代日本の象徴である。
我が家の長男長女はこのキャラクターと共に育ったのだ。
今朝の朝日新聞には2カ所にこれを批判したコラムが掲載された。
まず、同紙の看板である「天声人語」。
「五輪の政治利用ではないか」と毒づいている。
なんと偏った見方だろうか。
しかも、一国の首相のことを「マリオに扮した御仁」と表現している。
次が4面、調査部長の前田直人なる人物のコラム。
『閉会式でスーパーマリオに扮した安倍晋三首相は、2020年東京五輪の成功を誓った。珍妙な「安倍マリオ」の姿を見たとたんに感動的だった五輪の余韻は消え去って、脳内が現実政治に引き戻されてしまった。』
君だけだよ、そんなひねくれた捉え方をするのは。
結局、朝日新聞という会社はアンチ安倍が社是となっているのだろう。
ここ数日、解散した若者デモ集団 SEALDs を賛美する連載を掲載していたことからも明白である。
この新聞は、かつて旧日本軍が韓国慰安婦を強制連行したとするねつ造記事を掲載して謝罪している。
しかも謝罪まで31年も要した。
また、福島第一原発の従業員たちが所長命令に反して第二原発に避難したと、事実とは真逆の報道をした。
その反省にたって再出発をしています、パブリックエディターという第三者の皆様にご意見を伺いながら、というが私には疑問である。
今日の紙面にはがっかりしている。
メディアの使命は権力の監視、それは尊いことだが首相のマリオ演出に茶々を入れることが権力監視ではない。