夏の空(長津田駅)
昨日に続き好天、しかし台風10号の動向次第で先行き不安だ。
さて、民進党の蓮舫代表代行。
シャレのつもりで語ったコメントが完全に滑ってしまった。
ウケ狙いで「岡田代表はつまらない男」と喋ったのだろうが、彼女は普段から敵が多いのでシャレとして受け止められない。
「なんて失礼なことを言う女だ」とバッシングが起きてしまった。
本人も反省しているとも報道されている。
「冗談で言ったのだけれどもネットは怖い。やはり発言には注意しなければ」と思っていることだろう。
民進党代表選挙は彼女と前原氏で競われる運びだ。
選挙にめっぽう弱い岡田氏よりも別の人が代表になったほうが良さそうだが、この党の場合、考え方を改めないと誰が頭になろうとも国民の支持は広がらないと思う。
代表さえ代えればなんとかなると仮に思っていたら残念な結果になるだろう。
先日、私の考えを代弁してくれる記事に出会ったので紹介したい。
記事はダイヤモンド社のウェブページ DIAMOND ONLINEに2015年9月19日に掲載された。
作者は上久保誠人氏。
立命館大学政策科学部教授、立命館大学地域情報研究所所長を務めている。
要約する。
・日本のマジョリティは中流日本人である。
・中流の支持を獲得することが、選挙での勝利につながる。
2005年の郵政解散総選挙、2009年の総選挙での民主党への政権交代、2012年総選挙でのアベノミクスの登場は、すべて中流の動きによって起こった。
・民進党の政策はサイレントマジョリティである中流の市民に全く共感を得られないもの。
「戦争は嫌だ」「命を守れ」「戦争法案絶対反対」「今すぐ廃案」
民進党は一部の左翼の大きな声を、国民全体の主張だという勘違いに気づかない。
・アベノミクスに対する国民の「消極的支持」を甘く見すぎている
・経営者も現場も、アベノミクスを簡単に否定しがたい心情があり、それが国政選挙での安倍自民党の3連勝につながってきた。
・経済の切実さに比べて、安保法制に対して「今すぐ戦争になる」という切実感はない。
しかし、民進党に、アベノミクスに代わる魅力的な経済政策はない。今のまま選挙をやれば、またもや安倍政権が「まだマシ」という消極的支持を受けることになるだろう。
以上、要約
見事な見立てだと思う。
全文は以下のサイトで確認してください。
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