2018年2月13日火曜日

高木美帆と高梨沙羅( & 原大智)    2018.2.13

蒲田陸橋から蒲田駅を望む(2月11日)



なかなか日本への吉報が来ない、欲求不満の溜まる平昌オリンピックだったが、待望のメダル獲得者が出た。
しかも3人も。


男子モーグルの原選手に注目していた人は、モーグル関係者以外ではほとんどいなかったはずだ。
メダルを獲るまで知らなかった。
いっぽう、高木美帆と高梨沙羅はさんざんマスコミが取り上げていたから日本の期待を背負う存在だ。
テレビ中継では高木の滑りと高梨のジャンプがほとんど同じ時間に行われたため、テレビ東京と NHK を忙しくチャンネル替えした人は多かっただろう。


高木の銀は立派というほかない。
滑り終わって2位が確定したとわかった時の彼女のガッツポーズを見て、私は安心した。
金を取れなかった悔しさよりもメダルに手が届いた喜びを全身で表現していたからだ。


高梨沙羅もおそらく悔いのない会心のジャンプができたので、納得の銅メダルであろう。
インタビューで流した涙は、長いプレッシャーから解放された安堵も作用しているに違いない。


高木も高梨も期待を集めながら結果を出したこと、挫折(高木)とスランプ(高梨)というストーリーがあることで共通している。
その点において原選手と比較すると、人びとに与える感動のレベルが違っている。
とにもかくにも良かった。
あとは小平奈緒にも良い結果が出るように祈っている。