2018年2月15日木曜日

黒岩彰選手の言葉  2018.2.15

カフェテリアTAROにて(生田緑地)



小平奈緒選手も銀メダルを獲った。
1組前を滑った高木美帆選手が銅だったのも順番としては良かった。
1000mでの期待度は小平が上だったので、もしも逆だったら納得できなかったのではないだろうか。


期待されて臨む本番は観るほうもドキドキする。
私はスケート競技を観る時、いつも男子スピードスケートの黒岩彰選手のことを思い出す。
彼はサラエボオリンピック(1984年)で500mの優勝候補だったが、緊張が災いして10位に終わった。
国民の落胆は大きかった。
イメージトレーニングの必要性が言われ出したのは黒岩選手の失敗も契機ではなかったか。


その後、カルガリーオリンピック(1988年)に銅メダルで雪辱を果たす。
レース後に彼は語った。
「このレースをめざして厳しい練習に励んできた。だから滑る前は、もう結果は問題ではないという心境になりました」
私はこの言葉に強い感銘を受けた。
なんと素晴らしい境地なのだろうか。
30年経過した今でも忘れることはできない。