赤い電車に白い帯(川崎大師駅:川崎市川崎区) 撮影:6月11日
小学生の頃、たまに乗る京浜急行が楽しみだった。
夏になると両親に連れられて、金沢八景や文庫、馬堀海岸へ行った。 道塚町(現 大田区新蒲田)から六郷土手行きバスに乗り、終点で降りて六郷土手駅で各駅停車に乗る。 京浜川崎(現 京急川崎)で下り特急に乗り換えるというルートだった。
川崎から横浜までが京急の見せ場だ。 JR(当時は国鉄)東海道線や横須賀線と並走して競うことが多かった。 京急は全力を出して必ず国鉄を振り切るのが常だった。 きっと会社方針で国鉄に絶対負けるな、と指示が出ていたのだろう。
特急の運転席の速度計を見たことがある。 最速で120kmは出ていた。 京浜東北線は出しても110km程度だった記憶がある。 JRと較べて線路の幅が広く、スピードが出せるのだと聞いたことがある。
今日午後、川崎大師へダルマを買いに出かけた。 大師のダルマはここ数年、毎年買っている。 このダルマは私に福をもたらすのだ。 今年も春に買おうと思っていたが、コロナウィルス騒ぎでお預けになっていた。
川崎大師駅で見た電車は「赤い電車に白い帯」そのものだった。 この電車を見るたび昔の記憶が蘇る。
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