あじさい(横浜市青葉区) 撮影:6月7日
人生すべて順風満帆であるはずはなく、誰でもどこかで挫折を味わう。 私が味わった挫折について書いてみる。
人生最初の挫折は小学生時代に訪れた。 過去にもこの件は書いたように思うが、改めて書く。
学年は覚えていないが、小学校高学年だったことは間違いない。 あるとき、学年代表合唱団を形成することになり、各クラスから担任推薦で「歌える」メンバーが集められた。 私もその一員だった。
何回か練習を重ねたある日、合唱指導する先生から練習後に呼び出された。 高音域で声が出ていないからメンバー落ち、を宣言されたのだ。 帰宅して母にそのことを告げ、私は泣いた。 くやしさ、不甲斐なさ、一度は選ばれながら落とされた格好悪さが混じりあう苦しさに打ちのめされた。 人生初めての挫折だった。
あれから数十年。
大人になってから、カラオケはかなり通った。 歌うことは好きなのだ。 数年前に偶然、合唱に出会って大人数で歌うことの楽しさにも目覚めた。 小学校時代に味わった悔しさへのリベンジだ、という気持ちも少しある。
コロナ禍で合唱活動は先が見えない状況下にある。 以前のように歌える日をじっと待っている。
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