田植えが済んだ水田(横浜市青葉区) 撮影:6月7日
今回のコロナ禍が日本社会に与えたもっともドラスティックな変化はテレワーク(在宅勤務)の急増だろう。
今朝の日経新聞は一面トップが「欧州、在宅勤務が標準に」という記事だ。 ドイツ、イギリスで在宅勤務権を法制化する動きがあると報じた。 米国 FaceBook は全従業員の半数を5~10年かけて在宅勤務にする計画だし、Twitter は約5千人の全従業員が今後も継続して在宅勤務を行う。
今回の騒ぎでエッセンシャル・ワーカー という言葉を知った。 essential workers :医師、看護師、介護従事者、スーパー店員、宅配業者、トラック運転手、ゴミ収集員などなど、人々の生活に欠くべからざる仕事に従事する人々のことを指す。 彼らは現場に身を置かなくては任務を果たせない。 当然、在宅勤務はエッセンシャル・ワーカーではないホワイトカラーが対象となる。
実際、20年前に千葉で法人営業の仕事に就いていた私は、会社のデスクがなくても仕事はできる感触をつかんでいた。 ちょうど時代の変わり目で、私はいち早くメールを活用した営業スタイルを取った。 最初の接触(アプローチ)は足を運ばなくては仕事にならないので訪問する。 その後の営業活動はなるべくメールで済ませて成果を上げた。 ノートPCに通信機能さえあれば会社に行く必要はないじゃん、と思った。
今年4月のある日。 Gospel サークルのグループ LINE に情報発信したが、メンバーの反応が鈍かった。 反応が遅かった理由は多くのメンバーがテレワーク中だったことがわかった。 このできごとは私にとってけっこう衝撃的だった。 私は世の中の変化に気づいていなかったのだ。
日本で今後、テレワークが加速するのは間違いない。 首都圏で定員100%超えの満員電車はきっと過去のものになる。
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