2015年9月10日木曜日

散髪  2015.9.10




三週間に一度のペースで散髪に通っている。
駅近くの行きつけに通うようになって十年近くになる。


ご主人が一人で営業しているこの店は、土日になると朝から晩まで電話予約で一杯になる。
一人あたり三十分でカット、顔そり、シャンプーを行う。
電話予約制のおかげで、待ち時間がないのがありがたい。


今月からは仕事を引退したので、平日に行くことができるようになった。さすがに平日は土日のような混み方はない。
料金も「60歳以上」の割安価格を適用してもらえる年齢になった。
安いのはありがたいが、支払いの段階になって己(おのれ)の年齢を改めて意識し、少し複雑な気分になる。



理髪業界は昔と様変わりした。
従来、理髪店組合が強固なカルテルを形成していた。
料金は横並び、休業日も横並びだった。
競争がほとんどなく、随分と儲かったのではないかと思う。


現在、業界をリードするのは”10分千円”の QB HOUSE である。
約二十年前に起業したこの会社(社名:キュービーネット)は
現在、国内487店、海外97店へと成長した。
四月に放映されたカンブリア宮殿(テレビ東京)で知ったのだが、進化の努力は素晴らしいものがある。


すべてのお客のカット時間を把握するシステム、カット技術を高める研修システムは、サービス品質を維持・向上させるためのものだ。
社内でのカットコンテスト、新入スタッフへの教育も充実させた結果、離職率も大きく向上しているという。
現場を大切にし、サービスクオリティを高めるため不断の努力を行っている企業は素晴らしいと思う。


そんなQB HOUSE には興味津々だが、今の行きつけがある限り変えるつもりはない。
ご主人の人柄を好ましく感じているし、長女の結婚式に際しては営業時間外に散髪してもらった義理がある。
こういった”義理人情”、”浪花節”はいつまでも大切にしたいと思うのである。