2015年9月28日月曜日

アベノミクスの効果検証   2015.9.28

テレビ塔(札幌市)




安倍内閣が発足したのは2012年12月。


安倍さんはそれより2か月前に自民党総裁選に返り咲き、衆議院議員選挙では「日本を取り戻す」をスローガンにリーダーと

して戦い、大勝ちした。
迷走を極めた民主党政権から政権を再び奪い返した。


内閣発足後、アベノミクスと称した経済政策を派手に打ち出した。

3本の矢はその効果は別として、わかりやすさとしては私は
良かったと思っている。

①異次元の金融緩和

②大胆な財政出動
③民間投資を促す成長戦略


自民党が政権奪取してから円安・株高が実現したのは事実で

ある。
円安・株高のおかげで多くの日本企業、とりわけ世界を相手に戦っている大企業は大いに潤った。
ただし、それがアベノミクス効果の結果とは証明できていない。
なぜなら安倍さんが総理大臣になる前、自民党総裁に決まってから円安・株高は始まっていたからである。


私は円安・株高が実現した主要因は政権交代があったから、と

考えている。
つまり民主党政権の左寄りな経済運営へ辟易していたところに、経済界に篤(あつ)い自民党政権が誕生したことを世界の
先進国および国内経済界が歓迎した結果だと思っている。


アベノミクスそのものの効果は、今後数か月かけて勉強して

検証する計画である。
日銀が大手銀行から国債を買い上げて貨幣を流すという金融緩和が、円安を誘導するのは本当か?
金融緩和で消費が増え、賃金が上がり、雇用が伸びていくのは本当か?
私は納得できていないのである。
だから勉強する。