2016年2月13日土曜日

風雲急を告げる世界経済   2016.2.13

国会議事堂(千代田区)





今日、明日は気温が上がる予報が出ている。
とくに明日は東京の最高気温が23℃になるという。
この時期にこの暖かさでは、人間も草木も調子が狂ってしまいそうだ。



調子が狂っているといえば経済だろう。
昨日、日経平均株価が15,000円を割った。
年初からズルズル落ちて、下落金額は4千円を超えた。
営業日数は28日である。



あのリーマンショック後にも日本株は大きく値を下げた。
9月中旬から10月下旬までの28営業日で下落金額は5千円だから、今年の下落規模はリーマンショックの8掛けということになる。
だから尋常ではない事態だと認識したほうがよい。



昨日、安倍総理と黒田日銀総裁が首相官邸で1時間を超える緊急ミーティングを行っている。
何が話し合われたかはマスコミに明らかにされることはない。
総理と日銀総裁の発言は極めて重く、為替や株価に大きな直接的影響を与えるからだ。
「まったくなす術(すべ)がないですな。」という結論で終わったはずはなく、今後の打ち手には注目が集まる。



月末にはG20サミットも開かれる。
世界的な経済不安に対する有効な手立てが発信されることを期待している。