日本武道館
今日が寒さの底だそうだ。
明日から紐が少しづつほどけていくように徐々に暖かくなっていくのだろう。
昨日の投稿でアメリカ大統領選を書いた。
夜になって「クローズアップ現代」(NHK)でも同じテーマが取り上げられていたので興味深く見た。
クロ現によると、今回の選挙は”異変”だという。
米国政治の既成勢力ではないサンダース氏、トランプ氏の台頭には、広がる格差に対する国民の怒りが背景にあると分析している。
MAKE AMERICA GREAT AGAIN はアメリカ人共通の心情だと思うが、クロ現を見て今回の選挙のキーワードは「格差」だということがよくわかった。
多くの若者がサンダース氏を熱烈に支持するのは、かなり高い大学授業料支払いに学生が困っているからだ。
米国の大学授業料は年間4-5百万円もするので、多くの学生が奨学金や学生ローンに頼っているそうだ。
日本とはかなり違う。
スーパーリッチ層への課税を強化して大学授業料無償化の財源にするという主張が若者に受けている。
つまるところは「経済問題」なのである。
トランプ氏は自身の誇りとして、実業家として今まで多くの雇用を生み出してきたことをアピールしている。
どの大統領よりもJOB(仕事)を作り出す、が公約である。
不法移民による格安な労働力が、ローテク仕事に従事する国民の職を奪っているのは現実のようだ。
こちらも「経済問題」である。
経済的困窮の解消に希望を託してサンダース氏、トランプ氏に高い支持が集まっていることがよくわかった。
支持理由が切実だからこの勢いは続くと私は確信した。
政治とは結局のところ経済問題の解消なのだ、と今さらながら改めて強く感じ入った次第である。