港区
新聞休刊日である。
毎朝、新聞に目を通しながら食事することがルーチンなので休刊は痛い。
新聞、しかも紙で読む人はコンサバティブ(保守的)に属すると思うが、長い間の生活習慣は変えられない。
さて、1月29日の日銀金融政策会合で導入を決めたマイナス金利だが、銀行の株価が大きく下がったり生保が利回り確保に困ったりで予想以上の混乱を招いているように報道されている。
国民も大事な預金の行方(ゆくえ)に一抹の不安を覚えた人も多いと思う。
日経平均株価と為替はいったん円安株高へ動いたが、その後すぐに円高株安へ戻り加速すらしている。
ここからは私の仮定に基づく予測である。
そのつもりでお読みください。
マイナス金利導入発表後の銀行株急落については政府や日銀の想定を越えていると仮定する。
銀行株下落は全体の株安にも影響を与えている。
日銀のミッションは物価安定もあるが、金融システム安定のほうがもっと重要である。
先週の金曜日(2/12)、安倍総理と黒田日銀総裁が緊急ミーティングを行った。
そこでの結論は「マイナス金利導入見送り」だったのではないかと私は推測している。
マイナス金利は開始予定が2月16日だが、今日、黒田総裁が日銀政策委員8名を招集して結論を変えれば時間的には間に合う。
今の円高株安を止めるにはこれしかないと思っている。
消費税増税を再延期すれば、さらに効果は大きいはずである。