2016年1月31日日曜日

長島昭久氏(民主党)の見解に同感     2016.1.31






月末である。



先週はまさか・まさかの一週間だった。
まさかの甘利大臣辞任、そしてまさかの日銀マイナス金利。
日本の政治経済が大きく動いた週になった。



国会の場において、週刊誌情報をもとに鬼の形相でスキャンダルを追及する野党議員の姿はとても醜いと思う。
鈴木宗男氏が指摘するように、「国会は裁判所でもなければ検察官・警察官の役割をするところではない」のだ。
そこを勘違いせず、日本のためになるような内容あるディスカスをお願いしたい。



そんなことを思っていたところに、とても真っ当な民主党議員のコメントを見つけた。
長島昭久氏である。
民主党政権時代に要職に就いていた人ではないかと思う。


「甘利問題は、あの潔く辞任表明した会見でほぼ勝負がついてしまったと思う。これ以上、国会の場で甘利問題を深追いしても逆効果になってしまう(つまり、スキャンダル追及で政権に打撃を与えるという思惑が国民の支持を広げる可能性は高くないどころか、逆に反発すら招く恐れがある)のではないか。」



長島氏の感覚はまともである。
「野党はすべてダメ」なのではなく、まともなセンスを持つ人材はいる。
それも当たり前のことだが、少しほっとさせられた一文であった。



長島昭久氏ブログ(← クリック!)









2016年1月30日土曜日

日銀のマイナス金利政策  2016.1.30

横浜





冬の雨は物悲しい。
夏ならば雨後の涼しさへの期待がある。
もっと降れ、と思ったりもする。
冬のそれは後に何もない。



さて、日銀のマイナス金利政策について。


まさかマイナス金利をやるとは思わなかった。
ドル円はさっそく118円台から121円台へと動き、日経平均株価も500円近く上昇したから市場に与えるサプライズはあったと思う。
株の上げ幅は少ししょぼい気がしたが。
国債の買い入れ規模をさらにふくらませるよりは賢明な策なのではないだろうか。



しかし日銀の手詰まり感も見えてきた。
緩やかなインフレに導く目的で大量に国債を買い、民間金融機関へお金を流しているが目標にはなかなか届かない。
ならばマイナス金利だから銀行が企業へ貸し出すか、といえばそうはならないと思う。



金融政策が無駄とは思わないが、金融政策は景気上昇の環境を整えるだけに過ぎない。
景気を上昇させる主体は結局のところ企業である。
その企業が喉が渇いていないところに問題の本質がある。
お金を借りてまで投資したいという意欲を持つ企業が少ないのだから、ただでさえ低い金利をさらに下げても何も変わらない。



民間銀行の現場で無理に貸し出しを伸ばそうとすると、結局はリスクのある貸し出しになってしまうのではないか。
それが不良債権の山を築くという、いつか来た道に戻らないことを願うものである。







2016年1月29日金曜日

【ライブ会見をすべて見ての感想】甘利大臣の辞任に思う    2016.1.29



渋谷




本日の投稿は、昨夕の内閣府における甘利経済再生担当大臣の記者会見をすべて見た直後に書いたものを掲載します。


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現在、1月28日(木) 午後6時20分過ぎ。
甘利経済再生担当大臣の会見をライブで見た直後である。
会見を通じて感じた私の感想を書いておきたい。
記者、評論家のコメントをあれこれ聞くと感想がぶれるかもしれないと考え、誰の意見も聞かずに書いてみます。


<以下、感想>


会見を一部始終聞いて、甘利大臣は政治家として清廉であると直感した。
辞任理由も納得できるものであった。
安倍内閣を支える立場の者が、この騒動で逆に障害になることを避けたい、との辞任理由は彼のバランス感覚によるものである。この判断はベストだと思う。


アベノミクス推進、TPP交渉で彼が与えられた使命に真面目に取り組んでいたことを一国民としてみてきた。
かくも有能な大臣を失うことになったことは、国民にとって大きな損失である。


安倍政権としては余人を持って代えがたい人材を失うことになったが、汚職スキャンダルで失ったわけではないと直感できた。
その意味で政権に与えるダメージは小さい。


週刊文春の記事をもとに国会の場において甘利大臣を偉そうに追及した野党議員たちの姿を私は忘れない。
彼らが国民のためにならないことがよくわかった。
私は昨日アップされた鈴木宗男氏のブログ投稿に同感する。



鈴木宗男氏のブログ(← クリック!)






2016年1月28日木曜日

小保方さんの本   2016.2.28

横浜中華街 萬珍楼





1月もすでに月末。
2月になれば朝晩の冷え込みも少し緩んでくる。




さて、世間を騒がせたSTAP細胞事件から2年が経過する。
華々しかった記者会見は、確か一昨年の今頃だった。
話は3月に暗転し、その後、小保方さんの上長が自死。
そして、年内にはSTAP細胞は存在しないとの結論が出た。
日本最高峰の頭脳集団であるはずの理化学研究所で、なぜ
あのようなお粗末な成果発表が行われたのか。
そこに私は関心を持っている。



昨日、小保方さんが著作本を出版することがわかった。
報道によると世間を騒がせた謝罪とともに、STAP細胞事件すべてのプロセスを明らかにしたとのこと。
早速、amazon で発注し到着を待っている。



ネーミングの「あの日」は出版社側が考えたものに違いない。
プロはさすがに商売がうまいなぁと感心する。
内容が濃いことを期待している。
「えっ ? これだけ?」というような期待はずれがないことを願っている。








2016年1月27日水曜日

シャープの再建   2016.1.27






昨晩の月はとても美しかった。
星も数多く見ることができた。
さらに月が照らしているせいだろう、青黒い夜空はいつもより明るかった。
冬は日中の青空だけでなく夜空までも美しくする。



さて、経営不振のシャープがこの先どうなるかずっと気がかりだったが、ようやく方向性が決まったようだ。
政府が後押しするファンドの産業革新機構がバックアップする。
昨年夏くらいから時々報道はされるもなかなか身売り先が決まらず、いったいいつまで結論を出さず先延ばしにするのだろうと思っていた。
すぱっと結論を出せずにずるずると引っ張るところが日本的だな、と感じていた。



台湾のメーカー・鴻海は産業革新機構よりも良い条件で手をあげていた。
鴻海は数年前も合併話があったが、シャープの業績が想定以上に悪いことがわかり流れたいきさつがある。
結局、先端技術が日本から流出することを避ける方針をとったことになる。



シャープは液晶テレビ Aquos で大きく成長した。
太陽光パネルにも早くから進出し、とても輝いていた電機メーカーだった。
今の不振は韓国・サムソンが液晶テレビ市場を低価格・高品質でシャープから奪い取っていったことに起因する。
大型工場の建設後にそれが起きたから、致命的なダメージを受けて今日に至っている。



あれほど高成長していた企業がここまで苦境に陥るのだから、企業経営とは本当に難しい。
今後、良い方向に再建されることを願っている。





2016年1月26日火曜日

異常気象に思う   2016.1.26






連日、厳しい寒さが続いている。
気温がかなり低い。



この寒さは日本だけでなく北半球全体とのこと。
ニューヨークに大雪が降り、台湾では多くの死者まで出たという。
今シーズンは寒気が北極に滞留していたため暖冬をもたらしていたが、溜まりに溜まった寒気が一気に南下したためと説明している。
気象現象は人智を超えている。



世界の経済情勢は年初から不安定である。
中国経済減速、原油安が原因だが、米国はこの大雪による経済損失が1000億円にも及ぶという。
大変な損失ではあるのだが、一時的な損失なら後に取り返すことができる。
「もしも」の話だが、気象不安定がもたらす本当の危機は地球的な凶作が起きる時だと思う。
生きていくために、食の安定確保はすべてに優先する。



FRB(米国)、ECB(欧州)、日銀が行う金融政策は足元の経済を好転させるための営みとしてとても重要だ。
結果責任を持つエコノミストが日々、情報を分析し検討している。
エコノミストの取り組み以上に、究極の危機に備えて異常気象への対策を今以上に真剣に行ってもらいたいと思っている。







2016年1月25日月曜日

真の観光立国へ    2016.1.25

愛する散歩道





昨晩から今朝にかけて、さらに冷え込んでいる。
昨夜の空は月が煌々と輝き、まさに真冬の夜空だった。
今が冬本番だが、2月になれば朝晩の寒さがピークアウトする。



さて、昨年の来日観光客は1974万人と報道された。
過去最高の人数である。
大都市の百貨店や人気化粧品メーカーは爆買いで潤い、ホテルの稼働率も継続して高止まりしている。
観光立国をめざす我が国の方向性そのものは間違っていないと思う。



真の観光立国に向けて課題が明らかになりつつある。
まず、宿不足。
民泊がひとつの解決策だが、生活の場に他国の観光客が出入りすることでトラブルが頻発すること必至だ。
自分が住むマンションに大きなキャリーバックを転がす外国人ががやがや出入りしたら心穏やかでいられる人は少ないだろう。
火事など事故への対策は? などなど心配の種がつきない。



観光バス不足、乗務員不足も気になる。
軽井沢で起きた死傷事故は、業界の暗部を示唆している。
(低価格、低賃金、過重労働)
あのような事故を知ると、観光バスに乗る気が失せる。
リムジンバスですら乗るときに緊張感があると思う。



今は観光立国になるための過渡期、成長期だ。
観光客が増えれば増えるほど課題が発生するだろう。
国が良い方向に変化していくために、行政には頑張ってもらいたいと思う。






2016年1月24日日曜日

琴奨菊関の謎    2016.1.24






大関・琴奨菊の優勝は喜ばしい。
成績が上がらなかった時にも応援してくれたファン、両親への感謝の弁を聞くとこちらまでうるっと来る。



優勝インタビューで「半年前から始めたトレーニング(が良かった)」と言っていた。
どんなトレーニングなのか、知りたいところである。
マスコミの取材に期待したい。






2016年1月23日土曜日

日銀への追加金融緩和期待について   2016.1.23






強い寒気が日本列島を広く覆っている。
今夜は再び雪になるとの予報だ。
週末なので通勤客が駅で足止めになる行列はなさそうなのが救いだ。




欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁が3月に金融政策を見直す、つまり追加緩和あり発言を受けて株価が一日で千円近く戻した。
日銀も今月、再び追加緩和するのではとの思惑・期待を口にする人もいる。
日銀が追加緩和すれば株価は上昇するのだろう。
でも、私は「それで本当にいいのか」と疑問に思っている。



国債、つまり国の借金はその多くをいったん銀行が買い取り、それを日銀が買い取ることが3年近く続いている。
金額にして毎月7兆円くらいだ。
このことを「日銀の異次元金融緩和」と呼んでいる。


日銀が銀行から国債を買う理屈は以下のとおりである。

①銀行のキャッシュを増やす
②銀行がそのキャッシュを原資に、民間企業への貸し出しを増やして景気を良くする



つまり景気上昇の底支えを狙っている。
しかし、民間企業への貸し出しは増えることなく、ただただ日銀の持つ国債が積みあがっているのが現状である。
日銀が政策変更しない限り、日銀の国債は積みあがるばかりだ。



これをこのまま続けていたらどうなるのか。
日銀が国債買い入れをやめたら金利が上昇して、日銀の持つ国債は売り先がなくなり含み損を抱えることになる、と予測する声もある。
私はまだ腑に落ちる予測ができていない。
まだ、わかりませんという状況だ。
しかし、将来、なにごともなく終わりそうもない恐れだけは感じている。








2016年1月22日金曜日

報道より   2016.1.22

港区





<国会について>

甘利大臣の金銭授受疑惑は安倍政権にとって痛い。
大臣は安倍総理を支えるビッグ3の一角を占める大物だ。
政権にはこのところの円高株安で経済が不安定なところに、政治家スキャンダルが追い打ちをかけている。



文春の報道ミスでないならば、甘利大臣は遠からず辞任すると予測する。
もし、辞任となると国民にも痛手だ。
私は安定した政権が継続テーマに取り組んでこそ日本は良くなると信じている。
昨日の国会中継を見たが、降ってわいたスキャンダルに野党が勢いづいていた。
民主党女性議員が報道記事を読みあげながら追及する。
答弁する大臣の滑舌も冴えない。
建設的とは真逆の、残念な国会の姿である。



<大相撲について>

大関・琴奨菊がひとり無敗で12日目を終えた。
優勝争いのトップだ。
横綱三人を破っての無敗は素晴らしい。
これで残る三日が異常に盛り上がるだろう。



今場所の琴奨菊は従来見られた”もろさ”がない。
従来はガツンと当たり前進して、いなされて落ちるというパターンだった。
対戦相手に対してその重さと圧力を余すところなくかけることができている。
体調も良さそうで身体もぷりぷりだ。


10年ぶりの日本出身力士優勝のチャンスだ。
琴奨菊関、ガンバレ!






2016年1月21日木曜日

原油安がもたらすもの   2016.1.21

残雪





今日は大寒。
一年で一番寒い日だ。
暦通り今朝はとても冷え込んでいる。



年初来の株安が止まらない。
「ロマンチックが止まらない」という歌が昔あったが、株安が止まらないことで政界・経済界は意気があがらない。
どことなく沈鬱なムードで、どこで下げ止まるかの議論ももうひとつ説得力に欠けるように感じる。
今は中国経済への懸念、原油安が日本株の売りを招いている。



私は原油安によるエネルギー価格下落は日本にとってプラス材料だと考えていた。
エネルギー価格下落とは、国民生活や産業を支えるエネルギーを安く利用できることだからだ。
しかし、こうした考えは浅はかであることを知った。



中東産油国が収入減に陥り、株を売って現金を確保する動き。
米国のシェールオイル企業の倒産懸念。
エネルギー関連企業へ投資しているファンドの焦げ付き懸念。
中東の債権焦げ付き懸念(とくに欧州の銀行)、などなど。
過度の原油安が世界経済をこれだけ不安に陥れているのだ。
世界経済が安定しないと日本経済も安定しない。




かつてのオイルショックのように原油価格高騰もまずいが、中東の経済を破壊しかねない大幅な下落もまずいことがよくわかった。
世界経済は互いのバランスで成り立っているのだな、とつくづく思い知らされている。





2016年1月20日水曜日

【訃報】 グレン・フライ(イーグルス)    2016.1.20

夕闇の新橋駅前





昨晩の寒さは今年一番だったかもしれない。
歩いても発汗がまったくなく、顔が痛くなる寒さだった。
寒いなか歩いて、帰宅後に入る風呂は格別である。
今朝の書斎室温は13℃台でこの冬の最低室温だった。
暖冬と言われてきたがここへきて本来の寒さが訪れている。



さて、残念な知らせを受け取ってしまった。
イーグルスのグレン・フライ(Glenn Lewis Frey)がニューヨークで亡くなった。
享年67歳。彼も早い。
肺炎など複数の疾患を持っていたということは知らなかった。




イーグルスといえば「ホテル カルフォルニア」だが、このボーカルはドン・ヘンリー(Donald Hugh Henley)がとっている。
グレン・フライのボーカルはソフトで耳に心地よい。
彼がリードをとった曲で印象深い曲は以下の通りだ。


・Take It Easy
・Lyin' Eyes
・Tequila Sunrise
・New Kid In Town



時の経過と共に、好きだったグループの主力メンバーが亡くなっていく。
仕方がないこととはいえ寂しさを禁じ得ない。
Lyin' Eyes をしみじみ聴き直しながら彼の冥福を祈りたい。



Lyin' Eyes(← クリック!)











2016年1月19日火曜日

スマスマ   2016.1.19

六本木ヒルズ





昨日に降り積もった雪も、今朝起きたら残り少なくなっていた。
気温はかなり低い。



ここ数日、SMAPの分裂・解散に関する報道は気がかりだった。
昨日の番組「SMAP×SMAP」(フジ)に5人そろって登場し、一件落着に及んだことを表明し騒動は収束した。
ファンが心配した事態は避けられた。
私はこれで良かったのだと思う。



芸能界のルール(掟)では事務所独立はご法度と知られる。
かつて歌手・鈴木亜美がそれで干されたことは記憶に新しい。
どの世界、業界にもルールがある。
まして業界をリードするジャニーズ事務所である。
中居くんら4人が独立したらこの業界から干されるのは明らかだった。



私の知る限りでも、SMAPにはこれまでも危機はあった。
稲垣くんの交通事故、草彅くんの公園裸騒動など。
それでも芸能界で活躍してこれたのはジャニーズの力だろう。
今回の危機は今までのものとは比較にならないほど大きかった。
後ろ盾のジャニーズを敵に回しては4人に芸能界での将来はない。



SMAPが事務所の繁栄に大きく貢献してきたことも事実だろう。
そんな5人のうちの4人が干されてしまう事態が避けられてひと安心した。
過去CDを購入してSMAP存続希望の意思表示をしたファンを悲しませなくて良かった。
納得できる着地だったと思う。





2016年1月18日月曜日

雪   2016.1.18

東京ミッドタウン





予報通りに雪が降った。
天気予報は昔と比べて本当に精度が高くなった。
気象庁は一週間前からこの降雪を予報していた。



起きた直後に外を確認したら雨に変わっていた。
今現在も雨が降っている。
雨が雪を解かすのでクルマはチェーンを付けずに走っている。
このまま雨が積もった雪を解かしてくれることを願う。
マンション駐車場の後始末をしなくて済む。
一昨年の大雪では雪かきが大変で、しばらく身体のあちこちが痛かった。



私にとって雪にはプラスイメージがある。
子供の頃、雪が降るとうれしかった感情はこの歳になっても変わっていない。
学生時代にスキーを楽しんだことで、雪のプラスイメージはさらにふくらんだ。
北海道に関心を持ち、社会人として最初の勤務地に札幌を希望したのも雪と無縁ではないと思う。
そこで家内と出会い家庭を築いた。



雪は私の歩みにかなり大きな影響を与えている。
今年はあと何回、雪が降るだろうか。





2016年1月17日日曜日

台湾の総統選挙結果に思うこと   2016.1.17






阪神大震災から21年が経過した。


豊中のマンションで早朝、強い縦揺れに見舞われた。
ブラウン管テレビが台から転がり落ちたり、本棚から本が散乱して部屋がぐちゃぐちゃになった。
冷蔵庫が部屋の中央まで移動していた。
直後の4日間、会社と連絡がつかなかったこと、通勤網が寸断され通勤が極端に不便になったこと・・・。
そんな記憶が少しづつ遠くなっていく。



さて、台湾総統選挙(民進党・蔡英文氏勝利)結果を受けて感じたことを書いてみたい。



私は台湾へ行ったことがない。
人づてに聞く台湾は、景観も良く食べ物もおいしく親日的な人が多い、などとても良い評価である。
機会あれば訪れてみたい場所だ。
訪れてみたい「国」、と書けないのが台湾の現実を端的に表わしている。



今回の選挙結果で私が感じるのは、台湾の人々が共産党独裁という体制を嫌がっているのだなということ。
大陸・中国とあまり接近しすぎると統一されてしまうのでは・・・。
人権や言論の自由のない息苦しい体制はごめんだ・・・。
とくに若い人たちにそうした気分が強いのではないかと察する。
世界第二位の経済大国になったが本質的に中国はとても怖い国、という恐怖感は私たちの想像を超えたものがあると思う。




投票率が75%を越えるというから、人々の政治に対する関心度はかなり高い。
テレビで見た選挙戦もにぎやかだ。
中国とは違って我々には自由な選挙があるんだぞ、とアピールしているようにも見えた。
中国に本当の民主主義が根付くまで、どのくらいの月日が必要なのだろうか。
それまでは現状維持を台湾の人々は選択するだろう。






2016年1月16日土曜日

FCV(燃料電池自動車)   2016.1.16


六本木の空




徐々に夜明けが早くなり、日の入りも遅くなってきたことを朝晩に実感する。
毎日少しづつ春へと動いている。
私は冬の澄んだ青空が好きなので、いつまでも冬のままでいてほしいと願うほうだ。
だから日の入りが遅くなっていくことに寂しさを感じる今日この頃である。



今朝の朝刊を眺めて注目した記事は二つあった。

1.スキーバス事故(軽井沢)

2.ホンダとGM(ゼネラルモーターズ)が共同で燃料電池自動車用の電池工場設立検討を開始



スキーバス事故については多くの犠牲者が出たため、無責任な立場からのコメントは控えたい。
今後、再発防止に向けた官民の真摯な対応が行われることを願いたい。



ホンダとGMの計画から、クルマは今なおイノベーションが続いていることを知った。
技術的に天井を打った「枯れた商品」ではないのだ。
燃料電池車をFCVと略すが、あちこち探してようやく fuel cell vehicle が本来の英語だとわかった。
FCV は水素と酸素の化学反応で電気を起こし、その電気でモーターを回す仕組みとのこと。
トヨタがいち早く MIRAI で商品化した。
ホンダも時間の問題でFCVを発売するだろう。
電池工場は2025年をターゲットに準備を進めていくという。



ガソリンと電気のハイブリッド車はトヨタが努力を傾けてモノにした。
私も次の買い替えはプリウスにしようと考えている。
メーカーはハイブリッドの次を見据えて着々とFCV開発に手を打っている。



単なる価格競争ではないイノベーションが、次の時代をけん引する商品を生み出す。
こうした企業努力はとても素晴らしいと思う。









2016年1月15日金曜日

ウォーキング習慣   2016.1.15

デザート(第一ホテル東京  ラ・パランツァ)




日本列島上空に寒気が到来し、来週末までは寒さが続くという。
昨晩のウォーキングでは手袋を二重にして歩いた。
ひんやりとしたなかでの夜歩きも、なかなか趣(おもむき)があっていいものだ。



私が夜ウォークを始めて足掛け5年になる。
雨の日以外は毎晩、1時間歩く。
距離はだいたい6kmくらいだと思う。
決まったルートを毎晩、せっせと歩く。
速からず遅からずのペースだ。



始めたきっかけは家内が歩き出したこと。
私が始めるより先に家内が夜、歩き出した。
はじめは彼女一人で歩いていた。
我が家周辺はそこそこ明るいとはいえ、女性の夜間一人歩きは少し物騒だなと思ったので同行することにした。
歩いてみると気持ちがすっきりするし運動にもなる。
いつしか習慣化した。



道中、とりとめのないことをあれこれ話しながら歩く。
ニュースのこと、世の中のこと、心配ごとなど話題はさまざま。
これで熟年夫婦のコミュニケーションが良好に保たれているように思う。
話すことはとても大切だ。



運動とコミュニケーションの一石二鳥。
夫婦ウォーキングはお薦めである。





2016年1月14日木曜日

個人の株投資について    2016.1.14

六本木




再び日経平均が大きく下げている。



株式市場現場にいる専門家の解説はとても参考になる。
アラブ石油産出国が原油価格下落で収入不足なので、日本株を売ってお金を確保しているふしがある・・・。
こんなことは一般市民にはわからない。



結局のところ、巨額の資金で売買するプレーヤーが株価を創っている。
市場が不安定な場合、大海に浮かぶ小舟のごとく、個人の小口投資家は翻弄されるのがオチだろう。
一般人が株に手を出すのなら、そのことを受け入れたうえでやるべきだ。



そもそも株とは将来性の見込める企業に投資して、じっくりと成長を待つものである。
短期的なリターンを求めて一喜一憂することは、精神衛生上まことに好ましくないと私は思う。
誰も将来予測を正しく行うことはできないから、見込が違うこともあるだろう。
その場合、投資は回収できないがそれでもいいのだ、と考えることができる人にのみ株投資は向いている。





2016年1月13日水曜日

株式市場の動向   2016.1.13

東京ミッドタウン





年初6営業日連続で下落した株式市場も、さすがに今朝は反発してスタートした。
日本市場は米国の株価(ダウ)に連動して動く。
昨日、ダウが反発したから今日は上昇するだろうと見通しても、実際に数字を見るまでは安心できない。



証券業界関係者ならずとも、下落が続くとどこまで下がり続けるのか不安になるものだ。
中国の経済状況、原油価格安、円高トレンドなど懸念材料はいろいろあるが、株価が底なしで下落するほど日本は不景気ではないし政情不安でもない。
経済用語で言うところのファンダメンタルズは堅い。
これで市場が落ち着いてくれれば、と思う。



私が東証平均株価の動向を気にする理由は、景気が良くなってほしいと願うからだ。
景気の過熱、バブルはいただけないが、不景気は困る。
2008年のリーマンショックで始まった金融不安では、それまで綿密に計算して描いたビジネスストーリーが根底から崩れて振り回された。
安心して業務に取り組める経済環境のありがたみを実感した。



政治も経済もともに安定してほしい。
安倍政権がベストかどうかはわからない。
でも、一年で総理がころころ代わる不安定な時代よりは、今は評価できると思っている。










2016年1月12日火曜日

デビット・ボウイについて   2016.1.12

虎ノ門ヒルズ




今日は一日を通して10℃に満たない予報が出ている。
これが平年並みの寒さだ。
寒さ頼みの業界(アパレル、スキー場)のためにも、普通に寒いほうが良い。
お金が循環しないと景気が悪くなる。



ちなみに「景気が良い状況」というのは、お金が速いスピードで循環することだそうだ。
つまり、国民が商品・サービスを買い求める回数・金額とも多い状況だ。
なかでも住宅、クルマの売れ行きが景気に最も影響を与える。
普通の日本人が生涯で支払う高額商品のトップ3は、住宅、生命保険、クルマである。
「だから、生命保険の見直しはとても重要なんです」と、昔、会社に出入りしていたファイナンシャル・プランナーが力説していた。



話題を変える。

デビット・ボウイの訃報を昨夕、テレビニュースで知った。
「えっ、早くない?」が第一印象だ。
享年69だから亡き母と同じだし、死因もガンで同じだ。
キャメロン首相もコメントを出すくらいだから、英国の至宝的存在なのだと思う。
ポール・マッカートニー、ストーンズの哀悼コメントも朝刊に掲載されていた。



残念ながら今に至るまで、彼の音楽に触れる機会が私は全くなかった。
試しにYouTUBE で検索して数曲聴いてみたが、聴いた覚えのある曲はなかった。
私の好みからは外れた音楽だったのだと思う。


追伸


テレビで「デビット・ボウイさん」と”さん付け”で呼ぶが、しっくりこない感じを持つ。
”さん付け”しない理由もないし、”さん付け”するのが報道ルールなのだろう。
タイガー・ウッズさん、ポール・マッカートニーさん、・・・・
うーん、なじまない。
どうしたものだろうか。





2016年1月11日月曜日

情報源(中田宏チャンネル)   2016.1.11

六本木





朝刊に成人式典で新成人が暴れる愚行が掲載されていた。
毎年繰り返される野暮な話でがっかりしてしまう。
暴れた若者は会場でアルコールを飲んでいたそうだ。
そんな輩を式典に存在させてはいけない。
つまみ出すか、それができない式典なら一切やめたほうが社会のためだと思う。




今日は三連休の最終日。
国会、官庁、企業とも休みでメディアの情報発信量が少ない。
安倍首相も故郷・山口へ帰省している。
大きなニュースがないのは世間が休みだからだ。
報道ではサッカー、バレーボール、ラグビーなどスポーツ、ネットではベッキーの不倫騒動あたりが散見される程度。
平和である。



私が日々チェックしている情報源はほぼ固定化している。
経済は「モーニングサテライト」「ワールドビジネスサテライト」(共にテレ東)で大枠、ニッチとも押さえられるし、専門家の見立てがとても参考になる。
ダイヤモンド、東洋経済、日経ビジネスのサイトも欠かさない。


政治では右寄り、左寄り双方に目を通す。



【参考】

右寄り   JBPress(←クリック!)

左寄り   VIDEO NEWS(←クリック!)  

左右混合 BLOGOS(←クリック!)




最近見つけて更新を楽しみにしているのが、中田宏氏(元衆議院議員、元横浜市長)の発信サイトだ。
氏はかつて、わが選挙区から国会議員に立候補していた。
バランス感覚に優れた政治家だと私は思っている。



 「中田宏チャンネル」 (←クリック!)



氏は現在、政治家浪人中だが、このサイトで情報発信しながらどこかの時点で政治家復帰を期しているのだろう。
わかりやすく日本を解説する、というコンセプト通りの内容になっている。





2016年1月10日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Sunshine : Jonathan Edwards)   2016.1.10

東京ミッドタウン





三連休の中日(なかび)。
朝から空が晴れて爽快な気分だ。
天気は人の心理に与える影響大である。
私は冬の青い空を愛する。



若い頃に聴いた音楽は、ずっと聴いていない曲でも頭の片隅にじっと宿っているようだ。
何かの拍子に突然、心のなかで再生されて「あれ?この曲、何て曲だったっけ?」ということが起きる。
今年になって私のなかで再生された古い曲が Sunshine 。
歌っているのは Jonathan Edwardsだ。



この曲は高校時代に聴いた曲。
軽快で好きだった。
How much does it cost ?  という歌詞が、まさしく受験英語みたいで当時の私は面白がっていた。
学校でこの歌を口ずさんでいたら、同じクラスの桜庭くんが「よくこの歌知ってるなぁ」と感心してくれた思い出がある。
あまりメジャーな曲ではなかったと思う。



Jonathan Edwards については当時も今も知らない。
Sunshine に聴き覚えのある人は外国のポップスが好きな人だと思う。
シムラくん、この歌、知っとるけ?
釣られるときは素直に釣られなさい。



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2016年1月9日土曜日

マクドナルドの思い出   2016.1.9

 





日本マクドナルドが12月度、前年同月売上を8%上回ったと報道された。
5%以上の実績は45ヶ月ぶりとのこと。
100以上の店舗を閉鎖するリストラは現在もまだ進行中だが、ようやく薄日が見えてきたというところだろうか。



写真は近所のマックを12月に訪れた際のものである。
バベポという名前のハンバーグ、ポテト、コーラのセットで500円。
昼に食べるにはボリューム、価格とも手頃だ。
久しぶりに食べたポテトは昔と変わらぬ味で美味しかった。



マクドナルドと言えば、子供たちとの思い出に行きつく。
我が家の子供たちはマックが大好きで、幼い頃はちょくちょく連れて行ったものだ。
ドナルドなどキャラクターのおもちゃがお目当てだった。
豊中の緑ヶ丘、環状線沿いのマックは今もあるのだろうか。



同じ頃、仕事で兵庫県を東に西に動き回っていた。
尼崎、明石、加古川を一日のなかで行き来していたのだ。
スケジュールをびっしり入れるものだから、予定が押してゆっくり食事ができない日もあった。
そんな時はマックを買って電車の中で食べた。
マックばかり食べていた訳ではないが、あの頃の思い出には持ち帰りのマックが欠かせない。



私にとってマックは子供たちとの思い出と働き盛りの思い出に直結する。
だから日本マクドナルドには頑張ってもらいたいと思う。
そう思う割には店舗へ出かけていないが、これからも時には昼にマックを食べようと思っている。









2016年1月8日金曜日

厳しい局面に入った日本経済   2016.1.8

青山通り





昨晩から首都圏は寒気に覆われた。
この時期は多少寒いほうが外歩きには向いている。
昨晩は快適なウォーキングだった。



さて、じりじりと円高が進行している。
12月には1ドル120円あたりだったが、年を明けて119円、118円へと進み、昨日は117円台の時間帯もあった。
対ユーロでは12月はほぼ130円、昨日は127円である。
年明け以降、円高トレンドの感が強い。



今回の円高を説明する要因はいくつもある。
中国経済への不安、中東情勢(サウジ vs イラン)、米国企業の業績下振れ懸念だ。
世界情勢が不安定になると、日本円が安全資産だとして買い込まれ円高になるのだ。
投資家から見ると、日本は政治経済が安定した優良国なのである。



円高の進行は日本にとって、大企業業績の下振れ要因になる。
ドル建て輸出、海外事業からの配当受け取りが何もせずして減ってしまう。
1-3月業績、通年業績にプラスには働かない。
それを折り込んで、日経平均株価もじりじり落ちている。
年明け4日連続のダウンは1995年以来だという。



企業業績が落ち込むようなことがあれば、賃上げや設備投資拡大といったアベノミクスの根幹 ~「成長と分配による好循環」~が根底から崩れてしまう。
アベノミクスの果実は大企業だけで中小には行き渡らない、非正規雇用の拡大で格差が広がった、などいろいろ課題はあるが、やはり大企業業績は好調でなければならない。



円高の進行を食い止めるため、日銀の追加金融緩和という手もないわけではない。
可能性としてはあるが、ここ3年間でずっと緩和してきたから効き目があるかどうかは疑問もある。
少し厳しい局面に入ってきていることは間違いない。