代々木
昨日行われた東証の大発会。
晴れ着姿のギャルを十数人揃えて華やかさを演出した。
あれは東証、または証券会社の社員だろうか。
それとも人材派遣会社から手配されたコンパニオンだろうか。
旧態依然のセレモニーは時代に逆行するような気も少しする。
政府のめざす女性活躍とは違うと思う。
景気よくスタートしたいところだったが、あいにく日経平均株価はマイナス580円強の下げ相場で終わった。
野球で言えば1回表に4点を先攻されたような感じだ。
上がり下がりこそ株とはいえ、証券会社社員は大変だなとつくづく思う。
エンドレスで一喜一憂の日々に身を置かなければならない。
ここで豆知識をひとつ。
とかく日経平均株価がクローズアップされるが、東証一部上場株全体の姿ではない。
上場する約1,700の株のうち、取引の活発な225銘柄の平均値である。
最近知ったことだが、「日経平均株価」という単語は日経新聞の登録商標だそうだ。
日経平均株価は株価の高いファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンク3社の影響を強く受ける。(値がさ株という)
3社で指数の20%を占めているそうだ。
変動を見る場合、この3社が動かしているのか、ほかの株がおしなべて動かしているのかをチェックする必要がある。
全体の姿を正しく表していない、という批判のある指数であることは知っておいたほうがよい。
そんな日経平均株価の弱点を受けて、JPX日経インデックス400という指数も2年前から採用されている。
東証1部に加えて、2部、マザース、ジャスダックが対象になり、業績を評価したうえで400社に絞り込んだ指標だ。
こちらのほうが市場全体の姿を正しく表しているといえる。
しかし、一般に公表されることは少ない。
理由はわからない。