2016年9月21日水曜日

日銀金融政策決定会合  2016.9.21

北海道大学




台風の襲来と共に気温が随分低くなった。
昨夜は短パンで寝るのをやめた。
9月も20日を過ぎたから当然かもしれない。
昼間もしばらくは着るものの選択に悩む日が続く。


昨日から日銀が金融政策決定会合を行っている。
この会議は2ヶ月に1回、奇数月に行われている。
各地の景気動向、物価動向を踏まえて金融政策を決める会合だ。
国内初のマイナス金利は1月の会合で決定された政策である。


ここ数回はいつも「国内景気は緩やかな回復基調にある」としながら「物価上昇目標2%にはまだ届かない」とし、現状の金融緩和政策を継続する決定を下してきた。
前回(7月)は投資信託を小規模に買い増しする決定を行うとともに、9月に金融政策を総点検することを約束した。
2013年4月から行ってきた現在の金融政策(異次元金融緩和、正しくは「マイナス金利付き量的質的金融緩和」)をレビューし、良し悪しを評価するというものである。


その結果は今日の午後、黒田総裁の記者会見で発表される。
いかなる決定がなされるのか、エコノミストたちが事前にさまざまな予想を行っている。
今の日銀は過去に数回、エコノミストの予想を超える”サプライズ”を起こしてきた。
そのことをマスコミは「黒田バズーカ」と称してきた。


日銀の決定は直接的には金融機関へ大きな影響を与える。
そして間接的に国民生活にも影響が及ぶ重要なイベントだ。
決定を下す総裁以下、理事の責任は重い。
外野からあれこれ言うのは無責任かつ簡単だが、決定に大きな責任が伴う当事者はつくづく大変な仕事だなと思う。
そのために高い報酬をもらっているのだが。