札幌駅
先日、本稿で「虎ノ門ニュース」にふれた。
月~金の毎日、私はこの番組を時間遅れで観ることを日課としている。
地上波テレビの報道はいわば裃(かみしも)を着たものだが、この番組は言いづらいことも流してくれるのでとても新鮮だ。
武田邦彦氏(中部大学教授)、半井小絵氏(気象予報士)が登場する月曜日はとくに良い。
この番組を観るまで、私は武田教授のことをほとんど知らなかった。
唯一、私が強い関心を持つSTAP細胞問題で、数少ない小保方さんの理解者が教授だったので名前を記憶していた程度だ。
私が教授を推す理由は小保方さんの理解者だからではない。
教授は常に科学者であらんとし、あらゆることの分析がきわめて論理的である。
この論理性は文科系の私にとって、時には「えっ?!」と奇異に感じることもあるくらい論理的だ。
それはとても心地よい体験だった。
さらに話し方に無駄がなく、誰よりも聞きやすい。
これは卓越している。
テレビで喋るなら誰も彼も氏のように話してもらいたいと思う。
「えー」、「あー」がないだけでなく、語りがつっかえることがない。
どうしたらこのように無駄なく話せるようになるのだろうか。
比較しては気の毒だが、作家・百田尚樹氏は話の内容は面白いのだが、滑舌(かつぜつ)が良くない。
聞いていてイライラすることがある。
聞きづらいのである。
比較して聞いてもらえれば、私の言わんとすることを理解してもらえるだろう。
半井小絵氏は有名だろう。
かつてNHKニュースで「7時28分の恋人」と言われた才色兼備の気象予報士だ。
武田教授と楽しく番組を盛り上げている。
月曜日の「虎ノ門ニュース」はぜひ一度お聞きになることをお奨めする。