2016年9月16日金曜日

リーマンショックから8年  2016.9.16

北海道大学





首都圏はかなり涼しくなった。


今日の最高気温は24℃というからとても過ごしやすい。
エアコンも不要だ。
向こう一週間は曇りまたは雨が続く予報とのことで、まるで梅雨のようだ。
6月よりも9月の降水量が上回っているというデータを最近見た。
9月に雨の歌が多いのも納得できる。


さて、8年前の今日、リーマンブラザースが倒産し金融危機が勃発した。
日本ではリーマンショックというが、欧米では financial crisis と呼んでいるそうだ。
何が起こっていたのかを復習すると以下のようになる。


①2000年代の米国では住宅価格が継続的に上がっていた。

②買ったときの価格より高く売れる現象も数多く見られた。

③したがって、買う人は多かった。安く買って高く売り、さらに良い住宅へ住み替えることのできる人すらいた。

④住宅を買う人は通常、銀行のローンを組む。信用度が今一つの層(サブ・プライム層)へも銀行は融資した。

⑤住宅価格が継続的に上がる時期は2007年頃に終わった。つまり住宅バブルがはじけた。

⑥サブ・プライム層のなかで銀行へ返済できない人が数多く発生した。

⑦その頃までに、サブ・プライム層へ融資した債権を混ぜた金融商品が世界中に売られていた。



理屈としてはこのようなものだろうと理解している。
きわめて人間臭い話である。


不景気は困るが好況にも危険が潜んでいる。
これは事実だ。
リスクを恐れるばかりでは金儲けはできない。
これも事実だ。
人生は選択の連続である。