GINZA PLACE
今日は多くの企業が上半期最終営業日となる。
ちょうど金曜日と重なり、キリの良い終わりである。
決算についてはとっくに勝負がついていることだろう。
来月に行われる各企業の業績発表が待たれる。
業績が芳しくなかった企業トップは憂鬱な日々だと思う。
ドイツ銀行の動向が非常に気がかりだ。
この銀行はドイツでトップの民間銀行であり、中央銀行ではない。
メルケル首相が「救済しない」と発言したことで、経営先行きが危ぶまれている。
昨日のNY市場で同銀行の株価が最大9%も下落した。
同銀行は不正取引の訴訟を数多く抱えている。
なかでも大きいのは米国司法省からのもので、1兆4千億円の和解金を求められている。
住宅ローン担保証券の不正販売へのペナルティとのことだが、私もまだ詳細情報にたどりつけていない。
大きな金融機関の破たんは必ず世界に波及する。
願わくばドイツ政府、またはECB(欧州中央銀行)が救済し、被害を最小限に収めてほしい。
メルケル首相も発言とは別に、リスク回避に奮闘していると思う。