新千歳空港
薄日が差している。
スカッと晴れた青空ではないが、どんより薄暗い朝と較べればこれでもはるかにマシである。
やはり高気圧が張り出した、冬の澄んだ青空が私は好きだ。
あと2ヶ月の辛抱、必ず冬は来る。
さて、日本語の言葉遣いについて書く。
先ごろ、文化庁が「平成27年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」を発表した。
「ら」抜き言葉を使う人が多数派を占めるようになったそうだ。
早く出られる?
早く出れる?
初日の出を見られた?
初日の出を見れた?
この二例では僅差で「ら」抜きが多かったとのこと。
私には抵抗感があるが、そう感じる一方で言葉は変化していくから仕方がないとの思いも持つ。
無駄な抵抗かもしれないと思う自分もいる。
私が「ら」抜き言葉より気になるのが、女性アナウンサーの食レポでの表現である。
以下の言葉が、必ずといっていいほど彼女たちから発せられる。
皆さんも注意して聞いてみてほしい。
・(とっても)クリーミー
・(とっても)ジューシー
・もちもちしてます
・リーズナブルです
クリーミーってどんな状態なんだろう。
ふわふわしているってこと?
ジューシーって、果汁っぽいってこと?
この4つを使えば食レポが務まってしまう。
とても安易だ。
容姿はきれいな女子アナなのだが、残念ながらバカに見える。
ここ数年、継続して気になる表現がある。
・元気をもらった
・勇気をもらいました
・感動をありがとう
リオ・オリンピックのテレビ中継では視聴者が局へ twitter でコメントを寄せる。
案の定、これら表現がうんざりするほど画面に流れた。
私はとても安易だな、と感じた。
使い方が軽すぎる。
借りもの言葉を使って恥ずかしく感じないのだろうか。
私は死んでも使わない。