生田緑地(川崎市多摩区)
今朝はフランス大統領選の結果が気になっていた。
速報によると、今回は事前分析通りのようだ。
それを知って少し安心した。
変化は進化のために必要だとは思うが、急激な変化は好きではない。
Brexit はアンチ・EU を英国民が選択した結果だし、トランプ氏の米国大統領選出もアンチ・グローバル主義への支持である。
フランスも同じ路線へ向かえば EU が瓦解し、世界に不安定感が蔓延してしまう。
北朝鮮リスクもあり、お腹(なか)いっぱいだったからここらで少し落ち着きたかった。
マクロン氏、ルペン氏の決選投票は5月7日に行われる。
おそらくフランス国民は今すぐ EU離脱の選択はしないものと思う。
つまりマクロン氏勝利を予想する。
ただし、それは”今すぐ”の否定であってアンチ・EU の否定ではないだろう。
移民が増えることへの警戒感、嫌悪感が限界点を越えれば、たちまちアンチ・EU へ雪崩(なだれ)を打つことはありえる。
たとえマクロン氏が政権を担っても、ルペン氏支持者は多いのだから政策面での配慮と妥協は必須である。
たとえマクロン氏が政権を担っても、ルペン氏支持者は多いのだから政策面での配慮と妥協は必須である。
英国の EU 離脱には驚嘆した。
しかし、今は英国の未来を見守りたい気持ちになっている。
EU が理想の形であるとは限らないからである。
EUに残るほうが関税フリーのメリットはあるだろう。
経済合理性を捨ててまでも、政治的意思決定のイニシアチブを自国に取り戻したかった英国民の気持ちは理解できる。
大量移民が社会の安定・安全を脅かすことは事実だ。
わが国もこの事実を、現在進行形で欧米から学んでいる。