2017年4月26日水曜日

北朝鮮リスク  2017.4.26

御殿場プレミアム・アウトレット



人民軍創建85周年記念日に北朝鮮は砲撃訓練でお茶を濁した。
米軍による武力行使、北朝鮮の日韓に向けた報復攻撃は行われず、ほっとひと息である。
この際どうでもよいが、金融市場も好感し上昇している。


北朝鮮は記念日であるから、何かしらの国威発揚イベントを行わない訳にはいかなかった。
何もなしでは軍部が納得しない。
国民に対して政権も格好がつかない。
「核実験、ミサイル発射するなら米国は武力攻撃すると言っている。止めた方が身のためだ。」とのインプットが中国から金政権へ行われたのではないか。私はそう推測する。


推測どおりであるならば、米国が中国に圧力をかけた成果が表れたとみるべきである。
理想だけ高く何もしないオバマ政権であったならば、北は好き勝手に行動していただろう。
空母、潜水艦をアジアに集め、直接的圧力をかけながら中国に協力を依頼したトランプ氏の現実的対応は成功した。


と書いてはいるが、今日、北朝鮮が核実験、ミサイル発射を行う可能性もある。
北朝鮮リスクはまだ終わっていない。
このまま静かにリスクが解消してほしいと願うものである。
そのためには、いかなる選択肢があるのだろうか。


北の核放棄、ミサイル廃棄・・・あり得ない。
米中の協力による北の民主化・・・可能性きわめて低い。
北の自壊・・・可能性きわめて低い。