横浜市青葉区 撮影:8月2日 長かった梅雨もようやく明け、夏本番を迎えている。 しかしながら今年の夏は旅に出かける気分になれない。 新型コロナウィルス感染症を恐れて、という訳でもない。 きっと世の中全体に STAY HOME を良しとする風潮が満ちてしまったせいだろう。 飲食店での飲み食いですら心理的なブレーキがかかっている。 今から25年ほど前の夏。 前年に母に先立たれて一人になった父を伴って、千葉県館山に数日間滞在した。 館山には父が所有する小さな別宅があったのだ。 毎朝、クルマで片道30分かけて駅まで新聞を買いに出た。 往復1時間もかかるのだが、海岸を眺めながらのドライブがとても快適で、苦になるどころか欠かせない日課だった。 クルマのなかではアルバム「稲村ジェーン」のカセットテープを繰り返し聴いた。 稲村は鎌倉だが、夏の館山にもフィットした。 稲村ジェーン 希望の轍 忘れられたBig Wave ← クリック! (ピアノ) 真夏の果実 愛は花のように(Ole!) 素晴らしい曲の数々。 アルバムを聴くと、亡き父の思い出と共に夏の館山を思い出す。 |