2020年8月30日日曜日

潮目の変化     2020.8.30

断么(たんやお)     2017年8月:渋谷にて






新型コロナウィルス感染症は政令によって指定感染症(2類感染症)に定められている。


指定感染症なので、患者は定められた病院に入院義務がある。
患者は軽症者が圧倒的に多いというデータがある。
軽症患者数が増えてくると重篤患者が入院できない事態も起こりうる。
医療現場は矛盾を感じていたに違いない。



ここへきて新型コロナウィルス感染症を指定感染症から外し、インフルエンザなどと同等ランクか少し上に格下げすることが検討されている。
これはつまり 、2類感染症に分類するほど危険ではないことがわかってきたということである。


格下げが決まれば、インフルエンザ並みか少し上の警戒レベルになる。
およそ半年間、人々は巣ごもりを余儀なくされた。
分類ランクが見直されてもマスク着用、手洗い、うがい、飛沫防止などの対策行動がすぐに変わることはないかもしれない。


しかし、社会を覆った閉塞感は徐々に取り払われていく大きなきっかけになる。
壊滅的な打撃を受けた飲食業にも人が戻る。
生煮え状態だった Go To トラベルキャンペーンも盛り上がるだろう。



潮目が変わる予感がする。
そうあることを願う。