2016年7月21日木曜日

大相撲を観て感心すること  2016.7.21

横浜市青葉区





昨夜から降り出した雨が今も止(や)まない。
今日は終日、雨の予報だ。
気温も低めで推移する。


大相撲は11日目を終えた。
2敗力士が4人で優勝レースが混沌としている。
白鵬、日馬富士、稀勢の里、髙安の4人だ。
上位3人はこれから直接対決があり、星のつぶしあいになる。
かといって髙安が有利ともいえない。


11日目を終えて2敗が最高成績という状況は、どちらかというと締まらない展開といえる。
かつては白鵬が無敗、もしくは1敗で先行するのが常だった。
さすがの大横綱にも衰えが表れている。
この構図は今後の場所でも続くと思う。


大相撲をテレビ観戦していつも感心することがある。
それは勝利力士インタビューのコメントである。
対戦相手を悪く言わない、自慢をしない、大口を叩かない。
どの力士も守っている。
親方、先輩からの指導が徹底しているからに違いない。


勝負士だから腹の底では「こんちくしょう」とか「俺様に勝てるものなら勝ってみろ」とかは当然思っている。
そんな気持ちをコントロールして、静かに口数少なく受け答えをする。
見事である。
日本は実社会でもこの文化が根付いている。
相撲界はそんな日本社会の文化をわかりやすく体現しているのである。