2016年7月15日金曜日

都市のゲリラ豪雨  2016.7.15

溝の口






地表が温められたところに、上空に寒気が流れてくると上昇気流が起きる。
雨雲が発生し雷を伴った雨や雹(ひょう)を降らす。
すっかりお馴染みになったゲリラ豪雨の発生メカニズムだ。


昨夜は関東各地で短時間に多量の雨が降り小田急線が停まったりした。
千葉や練馬区が強烈な風雨に襲われたようだ。
我が家周辺では大したことはなかったが、横浜の被害もテレビニュースで流れていた。
大気が不安定になることは梅雨明けが近いということでもある。


梅雨が明けると猛暑が待っている。
梅雨時のゲリラ豪雨、夏の猛暑はここ15年ですっかり定番となった。
都市化の進展と地球温暖化が原因だといわれている。
夏に都会を歩くと、アスファルトからの照り返し、ビルやクルマの冷房熱を肌で感じることになる。
常軌を逸した熱風のなかを歩く感覚は多くの人が経験していることだろう。
気象庁の発表する気温35℃どころの暑さではない。
プラス10℃はありそうだ。


東京一極集中を地方衰退と関連付けて考えるだけでは片手落ちだ。
むしろ東京という都市そのものの持続可能性を考えたほうがよい。
地表面積の一定割合を条例で強制的に土と緑で覆うことで、ゲリラ豪雨の発生が大きく減る、という研究はどこかの機関で行われているだろうと思う。
そんな研究があれば大いに関心がある。