2016年7月7日木曜日

英国の不動産バブル  2016.7.7

ラーメン&餃子





梅雨が終わったのかも、と思わせるような晴れた朝を迎えた。
ところが今日は午後から不安定になり、雨雲が空を覆う可能性が高いという。
外出は要注意である。
まあ、こうした不安定な天気であること自体、梅雨明けが近いともいえる。
まもなく本格的な夏だ。


Brexit から2週間が経過した。
実体経済に与える影響はあまりないとの見方もあったが、ここへきて実体金融経済にマイナスの影響が表れ始めている。
英国の不動産ファンドで顧客からの解約要求が相次ぎ、解約停止をしているというのだ。
顧客からお金を集めて不動産市場に投資し、リターンを顧客に払う仕組みのファンドに解約要求が集中している。


数か月前の報道では、ロンドンの不動産市場が高騰していると報じられた。
数億円もする新築の高級マンションが、投資目的の富裕層客によりあっという間に売れていくという報道だ。
1980年代後半の日本と同じである。


直近のデータでは1995年と較べて不動産価格が4倍にもなっている。
まさに不動産バブルなのだ。
ところが Brexit で不動産需要が落ちていくとみた人々が急速に不動産を見限っている。
ファンドが解約を停止しているということは、顧客は投資したお金が戻ってこない恐怖にさらされているのだ。


この不安心理がまたしても”安全資産”「円」買いにつながり、100円/ドル割れする円高を招いているという状況だ。
なんと世知(せち)辛く、落ち着かないことであろうか。
日高屋のラーメンと餃子をありがたく食べている私は、こうした不動産バブルとは無縁だが心は平穏である。
ホセ・ムヒカ氏の言葉がすんなり心に入ってくる。