2016年7月3日日曜日

いちばんの問題  2016.7.3

永田町





首都圏の水がめ(貯水池)に相変わらず雨が降らず、この夏はピンチだという。
一発逆転の台風が来る気配もない。
この状態が続けば大規模な節水を強いられるかもしれない。
厳しい夏にならなければよいのだが。



人類が生きるために最低限必要なのは水と空気、食料である。
Brexit も由々しき問題だが、生存に関わる資源枯渇は優先順位の次元が違う。
二酸化炭素の過排出による地球温暖化が止まらない。
気候変動枠組条約のCOP21(パリ協定)も昨年12月に行われたが、世界が一丸となって問題解決に取り組む気配は見えてこない。
総論賛成だけでは何一つ問題は解決しない。



地球温暖化は自然災害増加と因果関係が深そうだというのは誰でもわかる。
狭い地域に豪雨が降るかと思えば、砂漠化する地域も増えている。
農耕地が砂漠化すれば農作物が不足する。
万が一、地球レベルで食糧不足が起きたらリーマンショックなどの比ではないパニックが起きる。
各地で戦争が起きるだろう。



地球温暖化を問題だと思っていない国はない。
だけれども実効性のある対策が打ち出されていないまま時間だけが過ぎている。
このことがいちばんの問題だろう。