2016年11月30日水曜日

いつも音楽と共に生きてきた(冬のリヴィエラ:森進一)  2016.11.30

カワセミ(生田緑地)





11月の末日である。
箱根駅伝に向けて、各校選手も練習に余念がないと思う。
楽しみが近づいてきた。


過日、生田緑地を写真撮影して歩いていたら私より年配のおじさんが私のことを手招きする。
「何だろう?」と思っておじさんに近づくと、「ほら、カワサミだよ」と池を指さした。
急いでズームレンズを伸ばして撮影したのが上の写真だ。
おじさんが教えてくれなければ気が付かなかった。
この公園は自然があふれていることを実感した。


毎晩、夜7時のNHKニュースが終わる頃、夕食も食べ終わる。
その後の番組は曜日によって「ブラタモリ」だったり「家族に乾杯」など、肩の凝らないものが放映される。
ウォーキング前の休憩にちょうどいいのでほぼ必ず観る。
昨晩はクラシックな歌謡曲番組だった。


浅丘ルリ子、森進一が画面に映る。
森伸一の顔面整形がまた一歩進んだ。
サイボーグみたいになっている。
整形は一度始めてしまうとやめられないようだ。
この先どこまで続けるのだろうか。
人に見られる職業は難儀だな、と思う。


顔面はともかく森進一が歌った曲は「冬のリヴィエラ 」。
大瀧作品らしさのあふれる名曲である。
RIZAPのテレビCMに出ていたココリコ遠藤も歌っていることがわかった。
ご確認ください。






本家 モリシン (← クリック!)


2016年11月29日火曜日

男と女  2016.11.29

宮下公園(渋谷)





昨晩、自宅周辺の歩道には紅葉して生命を終えたイチョウの葉が多数落ちていた。
あたかも秋の終わりと冬の到来を宣言しているようだった。
これから首都圏は一年で最も青空が美しい季節を迎える。
箱根駅伝もやってくる。


武田邦彦教授(中部大学)がストレス解消法における男女の違いをこう述べている。


女のストレス解消法

・おしゃべり
・買い物
・甘いもの


男のストレス解消法

・酒


確かに女性はおしゃべりを好む。
街で女性同士が立ち話に興じる姿を見ることは全然珍しくない。
いざ、その女性たちが集団になった時のおしゃべりパワーには圧倒されるものがある。
地鳴りのように声が共鳴する。
はじけるような笑い声が複数混じっている。

それに較べて男は口数が少ない。
まるでしゃべると損をする、とでも言いたげだ。
いったん酒が入ると、今度はブレーキが外れて口数が多くなる。
おやじが数人で酒を飲むと、必ず大声で「ガハハハ」と笑うようになる。とてもうれしそうだ。
ガハハハ笑いは男性だけのもので女性はしない。


Dマガジンで週刊誌へ目を通していたら、男女の違いをこう書いてあった。

男は異性を意識してオシャレをする。
女性は同性を意識してオシャレをする。

女性は合コンよりも女子会のほうに気合を入れて臨むそうである。
知らなかった。
他の女性と較べて「私の方がイケている」と確認したいそうだ。
なんとなくわかる。

薄毛・ハゲは中年男性の悩みだ。
ズラをかぶったり育毛剤を買うのは女性にモテたいから。
もしもこの世に女性がいなくなったら、もう悩む必要はなくなるから薄毛・ハゲは放置されるのだという。


男と女の違いはとても深い。
深くて暗い川がある、という歌もあった。
だから人間は面白い。






2016年11月28日月曜日

カストロ氏死去  2016.12.28

生田緑地





キューバのカストロ元議長が亡くなった。
長く米国と対立していた社会主義国・キューバを立ち上げた人だが、昨年オバマ大統領が経済封鎖を解く決断を行ったばかり。
雪解けができた後にあの世へ旅立てて良かったのではないか。


共産主義、社会主義国には共通点を容易に見出すことができる。
国民の自由な発想を奪い競争を否定するため、経済成長が鈍く貧しい国になる。
皆が等しく平等な社会を築こうとすると、皆が貧乏になるのだ。
また独裁者が反対勢力を血なま臭く粛清する点も共通している。
そして、停滞する国を統治するためにやたらに軍事予算が膨らむ。


人間の本質は自由と豊かさを求める心にある。
自由に発想し自由に行動したいと誰でも思う。
少しでも便利に、今日より明日がより豊かであるように願わない人はいないだろう。
こうした人間の本質に反したことを行うから共産主義・社会主義は失敗するのだ。


民主主義、自由経済にも問題点はある。
Brexit 、トランプ氏当選はグローバル経済が行き詰まっていることを明示した。
国民経済の一部を壊滅させて、幸せに生きることができない人を生み出すからだ。
難民として異なる民族が大挙して生活圏に入ってくることで、地域の教育体制、医療体制にしわ寄せを受けて喜ぶ人はいない。


しばらくはグローバル化と保護主義の行きつ戻りつが試行錯誤される時代が続くだろう。
来年はフランスとドイツも大統領選挙が行われる。
保護主義を謳う極右政党の躍進もありうる。
私たちはそうした世界情勢を注視しておく必要がある。




2016年11月27日日曜日

お金  2016.11.27

多摩川(大田区下丸子)




11月最終週を迎えた。


木曜からは12月だ。
時が過ぎるスピードは本当に早い。
ぼんやりしているうちに人生は終わってしまうから、それに抵抗して少しでも計画的に月日を送りたいと思う。
健康に気を付け、金銭をきちんと管理しながら歩みを進めたい。


人生において金銭管理の重要性は言うまでもない。
私の兄はそれで取り返しのつかない失敗をしている。
今は公的機関のおかげでそれなりに落ち着いた。
経済破綻した直後の彼を福祉のセーフティネットへ導くために、知らなくてもよいことを知り、見なくてもよい現場も見てきた。


先人が残した、お金にまつわる言葉は数限りなくある。


・金の切れ目が縁の切れ目
・安物買いの銭失い
・金の亡者
・金持ちはケチ
・あぶく銭は身を亡ぼす
・活きたお金の使い方をしなさい
・悪銭身に付かず
・命の次に大事なのはお金




私が好きな言葉は「命の次に大事なのはお金」である。
食べていくためにはお金がいる。
動物がエサ、獲物がないと生きていけないのと同じだから、人にとってのお金はエサ、獲物に等しい。
お金には命がかかっているのだ。
だから人はお金に執着する。
生存本能である。


食べていく以上にお金がないと、人生に楽しみがない。
食べるだけで汲々、という表現があるではないか。
お金に余裕があれば行動の選択肢が増える。
友人と楽しく飲食できるし、新しい服や靴も買える。
趣味にお金を投じて人生を豊かにすることもできる。
人として生まれてきた以上、このレベルまではいきたいものだ。


限られた金額でも、上手に使えば人生を豊かに送ることはできる。
最近、このことを痛感する。
ほとんどの人は使えるお金が限られているはずだ。
コスパの良い対象物との巡りあわせに恵まれれば、少ない金額で大きいリターンを得ることができる。
工夫をすること、幸運に出会えるよう人生を整えておくことが大切だと感じている。







2016年11月26日土曜日

田舎のプロレス(年金制度改革法案)  2016.11.26

渋谷




昨日、衆議院厚生労働委員会で年金制度改革法案の採決が行われ可決した。


例によって民進党議員たちが事前に準備したプラカードを持って議長席へ殺到し、採決の妨害行為を行った。
テレビカメラ映り、新聞写真映りを意識した、つまらないパフォーマンスである。
まさに「田舎のプロレス」の再現だ。
国民の年金制度を心から心配しての行為ではなく、安倍政権へ何がしかのダメージを与えられればという下心満載の行為である。
恥を知れと言いたい。


反政権を社是とする朝日新聞は、朝刊で「採決強行」、「数の力で」とお決まりの偏向報道を行っている。
法案そのものへの考察がみじんもなく、ただただ政権批判の報道である。
民進党が「年金カット法案」と呼ぶことがポピュリズムであることへの指摘もない。
読者の一部にでも「自公政権は年金カットを行う国民いじめの法案を強行採決したんだ」と刷り込めれば良し、なのであろう。


年金財源が厳しくなっていることは国民の多くに共有された事実だ。
制度改革が必要なことは自明である。
国民に痛みを強いることになるから、政権にとっては辛い選択である。
それでも法案を提出するのは、国民の将来に対する責任感がおおもとにあるからだ。


民進党は批判ではなく提案を。
プラカードなど作っても国民のためにはならない。
採決を妨害しようと暴れたって、その場だけのこと。
知恵を絞って、わが国の年金制度のあり方を提案してみてはどうか。





2016年11月25日金曜日

ウォーキング習慣  2016.11.25

ビーフストロガノフとバターライス




昨晩の寒さは厳しいものだった。


降雪をもたらすだけのことはあった。
夕食後、ウォーキングのために外へ出ると空気がピリッと冷えていた。
着衣も寒さに備えて真冬用のライトダウンを今冬初めて着た。
雪はまだ、駐車場のクルマの上や草の生える土に残っていた。
記録的な11月の雪の日になった。


夜間のウォーキングを始めたのが東日本大震災後だから、かれこれ5年以上続いていることになる。
距離は約6km、時間にしてちょうど1時間の行程である。
雨が降らない限り在宅の日はほぼ必ず歩くようにしている。
日課といってよい。


背筋を伸ばして姿勢に気を付けながら歩く。
猫背は人を老けさせるから禁物だ。
歩くスピードは極端に速くもなければ遅くもない。
ときどき肩を回したりもする。


これを続けているから足腰には自信がついた。
きっと脳回転にも効果があるはずだ。
いわゆるボケ防止。
ボケるにはまだ若いが今から備えておくに越したことはないだろう。
歩き終わるたび味わえる軽い達成感、これが心のご褒美だ。


ランニングはしない。
心臓をバクバクさせると心臓寿命を短くする気がするからだ。
足腰もランニングに耐える強さを備えていない。
歩くくらいが自分にはちょうどいい。
そう思って飽きずに毎晩歩いている。








2016年11月24日木曜日

自由貿易か、保護貿易か?  2016.11.24

生田緑地




予報通り雪が舞っている。
11月としては54年ぶりだという。
私が7歳の時に降ったことになるが全く記憶にない。
おそらく夜間の降雪で気が付かなかったのだろう。


トランプ次期大統領が米国のTPP不参加を正式に表明した。
選挙運動期間中の公約を忠実に実行するということなのだが、関係国は「本当になってしまったか・・・」という反応のようだ。
覚悟はしていたけれど、が本当のところだろう。
甘利元大臣の奮闘も報われなくなった。


米国はTPPに参加しないが、自国に利のある個別の貿易協定は結ぶだろう。
外国へ輸出を拡大したい業界がたくさんあるからだ。
近いうちに日本へ打診があるものと思う。
日本政府側の担当者は石原大臣になるが、心もとないことおびただしい。
大臣を代えて臨む方が賢明だろう。
甘利さんの復活が良いと思う。


トランプ氏の当選をきっかけに米国が保護貿易化するという見方は早計だ。
アメリカの労働者を保護するという観点から、競争力の弱い産業は保護貿易化するだろう。
強い産業は外へ打って出る。
Make America Great Again なのだから当然である。


私も若い頃は世の中のことがわからず、自由貿易を善と思っていた。
今は考えが変わった。
国民が皆でメシを食うことが何よりも大切なことで、産業保護も必要という考えに至った。
グローバル化は避けられないが、自国産業を崩壊させてしまうグローバル化はいただけない。
Brexit もトランプ氏当選も、人々がそう考え直した結果だと解釈している。


消費者の視点に立てば、最も高品質・ローコストな製品を世界中から調達できればありがたい。
しかし、働く立場に立てば最もローコストで生産できる国へ職場が移動してしまうのだ。
働く人の人権を保護しない国で、奴隷のような待遇で働く人々が作るローコストな製品を購入することが善といえるだろうか。


皆でメシを食っていける社会を取り戻すことが今は大切だ。
かつての日本は多くの働き手を製造業(工場)がまかなった。
そこが弱くなり、今は飲食サービス業、宅配業が雇用の受け皿なのだが給与面はけっして良くない。
中流が下流へ没落した理由はそこにあると思っている。


世の中が変化することは必然だが、幸せな人々を減らす選択はするべきではない。
無制限な自由貿易は善ではないのである。






2016年11月23日水曜日

勤労感謝の日  2016.11.23

生田緑地





首都圏では今日から明日にかけて天候が崩れる予報だ。


明日は2cm程度の積雪もありうるという。
11月の降雪は記憶がないので、もし雪が降れば非常に珍しい。
地球温暖化に逆行する現象だ。
温暖化よりも寒冷化のほうが人類のダメージが大きいと主張する学者もいる。


さて、今日は勤労感謝の日。
国民の祝日である。
秩父宮ラグビー場では伝統の早慶戦が行われる日でもある。
100年前くらいに両校が定期戦を始めるにあたり、東京でもっとも晴れ確率が高い日として11月23日が選ばれたことは有名な話だ。
最近は帝京大学が飛びぬけて強いため、大学ラグビー伝統校・早慶明の直接対決自体の価値が下がってしまった。


それでも早慶戦、早明戦(12月4日)では学生たちがプライドをかけて闘う好ゲームが期待できる。
なにしろ入学直後から互いに「早稲田にだけは負けるな」、「明治に勝つために厳しい練習に耐えるんだ」とライバル心を掻き立ててきた部員同士なのだ。
正々堂々とすがすがしい戦いを行ってくれるはずだ。


勤労感謝の日は戦後(1948年)に制定された祝日である。
かつては新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日だった。
古くから五穀の収穫を祝う日として、飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった。
GHQ占領政策のひとつとして、天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたのである。


そんな歴史も頭の片隅に置いておいて、ぜひ早慶ラグビー定期戦を観戦してください。
NHK  Eテレで2時から放送されます。





2016年11月22日火曜日

早朝の地震  2016.11.22

生田緑地





今朝、6時ちょうどに小さな地震があった。


4時に目覚めて、そのまま布団の中でうつらうつらしていたらミシミシという音と揺れでわかった。
首都圏に住んでいる方で気付いた人もいたと思う。
小さな揺れがそのうちガツンと大きな揺れに変わらないよう少し怯えていた。
ほどなく揺れは収まったので、布団から出て顔を洗ったり朝食準備を行ったりした。


9時すぎにテレ東「モーニングサテライト」のオンデマンド放送を観てみた。
地震が起きた時間(5時59分)に、佐々木明子アナがライブで速報を伝える様子も残っている。
緊迫した雰囲気だ。
おそらく高層階にあるスタジオも揺れているので、放送に携わる関係者も不安と戦いながらのオン・エアだっただろう。


テレビ局アナウンサーはこうした事態に対応できるよう普段から訓練を行っていると思われる。
「落ち着いて行動してください」、「慌てずに火の元を確認してください」などのトークはマニュアルで決まっているはずだ。
いざ地震が発生したときにはディレクターの指示を待たず、自主的に視聴者へ呼びかけるように訓練されているとみた。


モーニングサテライトのオンデマンド放送は、通常47分くらいの尺なのだが、今日は25分程度で終わった。
番組中に津波警報が発令されたためである。
いつもと違った朝になった。




2016年11月21日月曜日

11月下旬  2016.11.21

生田緑地





11月も下旬に入った。


毎朝、6時に起床してカーテンを開けるが窓の外は暗い。
冬至までは日々、暗さが増していく。
北国の札幌では冷え込みが厳しく、今日は最高3℃、最低マイナス9℃の予報だ。
内地とは寒さのケタが違う。
冬季の暮らしは明らかに首都圏に分がある。


昨日、夜遅くまで外出していたので日本や世界のニュースに遅れてしまった。
豪栄道が2敗目を喫したことも今朝、新聞で知った。
さすがに連続優勝、綱取りが厳しくなった。
来場所に望みをつなぐ結果を残せれば御の字かな、という気がする。
玉鷲に負けてから調子が狂い始めたようだ。


ワイドショーでは韓国朴槿恵大統領のスキャンダルを連日飽きずに報道している。
わが国でここまで毎日やるほど重要なニュースには思えない。
このネタを執拗に報道する理由は何だろう。


政治家に取り入った強欲な輩(やから)の悪さを暴く、視聴者の喜ぶ勧善懲悪ものだからだろうか。
登場人物が多く、報道時間を長く持たせることができる点か。
韓国の反日姿勢にいらだつ日本国民向けの憂さ晴らしネタとして?
結局のところ、答えは簡単で「視聴率が取れるから」だろう。
テレビ業界はこれに尽きる。


報道ニュースは国内半分、残りを米国、中国、EU、ロシア、インドに割いてほしい。
そうでないと日本国民はいつまでも世界の動きに疎い民族のままに置かれてしまう。
韓国のスキャンダルにばかり詳しくなっても益はないと思う。






2016年11月20日日曜日

新旧交代の気配(大相撲)  2016.11.20

生田緑地





大相撲九州場所は7日目を終えた。
連日、熱戦が繰り広げられている。


綱取りに挑む豪栄道は6勝1敗。
「壁になる」と宣言した白鵬も6勝1敗で並んでいる。
横綱・鶴竜がただ一人全勝で頭一つのリードだ。
このままで終わるとは思えず、これから先の展開がとても楽しみである。
豪栄道はこれから3横綱、3大関との対戦が待っている。
綱取りはそれ次第である。簡単なことではない。


昨日の取り組みで印象深かったのは稀勢の里と正代の対戦だ。
正代がさらに番付を上げていくには上位力士を下していかなければならない。
正代は身体の大きさで稀勢の里に引けを取らない。
堂々たる体躯である。


結果は正代の勝ち。
勝ち名乗りを受ける正代を見て、私は新旧交代の波が来ていることを直感した。
稀勢の里も強い大関だが横綱を張るまでの実力はない。
圧倒的な強さと、ここぞという取り組みでの勝負根性に欠ける。
年齢も30歳であり、ここまでかなと私は見ている。
そんな稀勢の里を、若くて才能のある正代が退けた。
こうして新旧交代は行われていくのだな、と私には感じられたのだ。


琴奨菊と髙安の対戦でも同じことを感じた。
台頭する関脇が大関を破った。
3年先の大相撲ではきっと髙安や正代、遠藤、御嶽海らが今以上に存在感を示しているはずだ。
大関を務めている者もいるだろうし、横綱だって可能性はある。
こんな視点で大相撲を観ると、目先の優勝争いや綱取り以上に興味深く思えるのである。






2016年11月19日土曜日

秋時雨  2016.11.19

生田緑地




朝起きたら雨が降っている
天気予報通りだ。
時間がたつにつれ外から聞こえる雨音が大きくなっていく。


秋の終わりに降る雨のことを秋時雨(あきしぐれ)と呼ぶことを、昨年11月に亡くなった作詞家・岡本おさみの書いた歌詞から教わった。
このことは過去、何度も書いていると思うし、きっとこれからも毎年秋の終わりに飽きずに書くことと思う。


似た例は「12月の雨」でもいえる。
ご存じユーミンが荒井由実時代に放った名曲だ。
毎年、12月を迎えて冷たい雨が降ると必ず思い浮かべる。


「雨音に気付いて 遅く起きた朝は まだベッドの中で 半分眠りたい」


残念なことに最近の私は夜中・明け方に目が覚めてしまい、雨音に気付いて遅く起きることもなくなった。
若い頃は常に眠り足りないというか、昼過ぎまで熟睡することが常だった。
普段の睡眠不足を補うために寝貯めする、という表現もあった。
本当は寝貯めはできないとのことなのだが。


尊敬する武田邦彦教授(中部大学)によると、大人の睡眠時間は7時間がベストだそうだ。
ただし、歳をとると活動量が少なくなるので、必ずしも7時間眠らなければならないということはない。
脳を休めるために必要な睡眠時間は2時間半、肉体を休めるためが4時間半あれば支障がないそうだ。
つまり4時間半ぐっすり眠れば心身の健康には問題がない。
現在の私はこの説にしたがって、睡眠時間のことを気にしないようにしている。






2016年11月18日金曜日

紅葉の季節  2016.11.18

生田緑地(川崎市)




天気が西から崩れてきている。
明日は全国的に雨模様の予報だ。
出掛けるのであれば今日中に済ませたほうが良さそうだ。


街の街路樹もかなり色づいてきた。
すでに地面に散った葉も目につく。
風のある夜に歩くと、葉っぱが飛ばされて歩道とこすれるカサカサという音がする。
冬の訪れを告げる音だ。


写真は生田緑地で撮った紅葉である。
紅葉の季節にここへ来るのは初めてである。
公園内ではところどころできれいな赤黄色を眺めることができる。
わが家からとても近く、車で15分あれば行ける。
土日は駐車場が混むから避けて、平日に訪れてみた。


子供を連れた母親たち、老夫婦、学生さんらしき若者たちが、ゆったりと午後の時間を過ごしていた。
明日は雨だから人は出ないだろう。
明後日の日曜日には紅葉狩りの人々で賑わうと思う。


今まで小石川後楽園とか宝来公園(大田区)まで電車に乗って紅葉見物に行っていたが、近場に良い場所を見つけた。
これからはここで決まりだ。
ちょっと得をした気分でうれしい。









2016年11月17日木曜日

安倍総理の訪米  2016.11.17

多摩川





安倍総理が渡米しトランプ次期大統領と会談を行う。


当選確定後、約一週間での初顔合わせは日米両国にとって有益である。
このスピード感は素晴らしい。
内容は双方のスタッフが念入りに用意したメニューに沿って行われるから、いわゆるサプライズは期待できないと思う。
大切なのはすぐ会うということなのだ。


都知事選挙でズレまくり恥をかいたあの鳥越氏がこの会談を批判しているという。
次期大統領にすぐに会いに行くことは、日本が米国の植民地であることの証なのだとのこと。
この人はどこまでズレた老人なのだろう。
肩書・ジャーナリストとはこの程度のものか。
それとも彼が飛びぬけてダメなのか。


安倍さんをはじめとする政権は、この会談が日本にとって重要と判断するから渡米するのである。
つまり仕事なのであり、任務に対して誠実に向き合っているのだ。
そんな政権を私は大いに支持するし、くだらないコメントを発する鳥越氏を心から軽蔑する。


そのいっぽうで、鳥越氏に75歳前後の日本人に特有の考え方が色濃く存在することも感じる。
この世代は戦後の安保闘争を経験している。
60年安保、70年安保では左翼マスコミ、左翼政党のプロパガンダにより、反米思想、左翼思想が幅をきかせた。
時代は変わっても若い頃に感化された思想、正確に表現すれば一種のファッションとしての反政府思想は歳をとっても身体に染みついて離れないのだ。


この場合、”ファッションとしての思想”という点がポイントである。
深みのある思想などではなく、「アメリカべったりの政府はダメ。打倒米帝。」という、当時の空気みたいなファッション思想だ。
私が通う市民大学でのディスカッションでも、ときどきこの世代の反政府思想の一端を見ることがある。


戦後の高度経済成長期をサラリーマンとして送り、今や勝ち組に属する彼らでも、若い頃に身に着けたファッション思想が頭に定着しているのだ。
「政権を批判すること イコール 格好良いこと」という考えから抜け出られない人たちだ。
もちろん、全員がそうだと言うつもりはないが確実に存在する。


2016年11月16日水曜日

米国が迎える好況    2016.11.16

横浜市青葉区





米国の次期大統領にトランプ氏が決まってから、ニューヨーク株式市場の相場(ダウ)が上昇を続けている。


ドル/円も日々更新を続けていて、今朝の時点で109円台を付けている。
このピッチの早さには少々驚いている。
選挙の勝敗が決した直後から105円/ドルから101円/ドルへ円高が進んだ後に反転を始めて、以後ぐんぐん円安方向へ進んでいる。
選挙後、わずか一週間でこの変化だ。


日本企業のほとんどの経営者はこの円安を歓迎しているだろう。
円高になると利益が減り、円安になると利益が出る企業が多いからだ。
先の中間決算では多くの企業が円高を理由とした減益発表を行っている。
奇妙なことだとは思うが、現行のルールがそうなっているのだから仕方がないことだろう。


NYダウの上昇は、トランプ氏が減税とインフラ投資を表明したことを歓迎してのものだ。
減税は人々の消費を増やす期待を持てるし、インフラ投資(財政出動)は好景気の持続を期待できるからだ。
国力維持の観点からもインフラ投資は納得性が高い。
米国はトランプ大統領の誕生で持続性のある好況を迎える予感がする。


わが国も古くなったインフラの更新は優先順位の高い政策だ。
1964年の東京オリンピック前後に整備されたインフラもすでに50年を経過した。
きちんと投資しておかないと後々高くつく。
将来に備えて足元に投資することはとても大事なことだと思う。
新しい箱ものよりもインフラこそが国力の源である。







2016年11月15日火曜日

【訃報】 レオン・ラッセル 2016.11.15

多摩川





今夜はサウジアラビア戦(サッカー)が行われる。


ワールドカップに出場するためにはどうしても勝たなければいけない試合だ。
日本代表の奮闘に期待したい。
サウジは攻撃力に優れる強いチームらしい。
そんなチームに勝つには得点が取れなくては話にならない。
日本のシュート数に注目している。


レオン・ラッセル(Leon Russell)が亡くなった。
享年74。
朝刊で知りびっくりしている。
先日のりりィもそうだったが、個性的な歌手が続けてこの世を去っている。
寂しい限りである。


彼の代表曲は A Song For You 。
私の兄が学生時代に好んで聴いていた。
あのカーペンターズもこの曲を歌ってヒットさせている。
カーペンターズが歌ったラッセルの曲では、マスカレードのほうが衆知かもしれない。


私のなかでは、ジョージ・ハリスンのバングラデシュ・コンサートで活躍した姿が印象深い。
ご冥福を祈りたい。


Carpenters "This Masquerade"  (← クリック!)


2016年11月14日月曜日

大相撲九州場所  2016.11.14

多摩川





今夜はウルトラスーパームーンだが、曇っているので拝むことはできないだろう。


澄んだ夜空に浮かぶ満月は孤高の美しさがある。
暗い空にペタッと張り付けたように見えることがある。
昔の人が月を眺めておとぎ話を作った理由がよくわかる。
月は非日常でロマンチックだ。


さて、大相撲九州場所が始まった。
今場所の注目は豪栄道の連続優勝なるか、である。
先場所の優勝後、浮かれることなく付き合いはほどほどに、休養と稽古に励んできたと聞く。
初場所後の琴奨菊はどう見てもはしゃぎすぎた。
結婚話もあったので、盆と正月が一緒に来たような騒ぎだった。
春場所では成績が上がらず期待を裏切ってしまった。
スポーツ選手は休養がとても大事だ。


昨日の豪栄道は先場所同様、前に圧力をかけてながら出ることを心掛けていた。
引くことを封印しているところが良い結果に結びついている。
願わくばこのまま突っ走って、ワンチャンスをモノにできれば素晴らしい。
稀勢の里のようにぐずぐずと長い綱取り期間を送らず、スパッと決めてもらいたい。
白鵬も前みたいには強くない。


正代と琴勇輝の取り組みは見ごたえがあった。
どちらも身体が大きな力士どうしの、真っ向勝負だった。
小細工をしない点が好感を持てる。
最後は琴勇輝が土俵の外へダイブしていった。
美しいダイブだった。
正代はポテンシャルがとても高いと感じる。
のんびり構えず、短期間で上位へ上がっていってほしい。
その力はあると見た。


そのほか私は髙安、遠藤、御嶽海、嘉風、錦木らを応援している。
錦木は渋い。
減量した逸ノ城ももう一花咲かせてもらいたい。
照ノ富士はずっと心配だ。
こんな大相撲は本当に素晴らしい。



2016年11月13日日曜日

ビジネスオンデマンド  2016.11.13

横浜市青葉区





私は毎朝、「モーニング・サテライト」(テレビ東京)を観るのがルーチンとなっている。
5時45分開始のライブではなく、「ビジネスオンデマンド」で8時すぎから観る。


約45分のこの番組を観ているうちに、このサイトへ投稿するテーマが固まってくる。
投稿テーマのほとんどは朝のこの時間に決めている。
たいていは番組内容とは関係なくテーマが決まる。
気付け薬、頭を働かせるために観ているようなものだ。


土日は「モーニング・サテライト」は休みだ。
したがって今朝は「ビジネスオンデマンド」で先週放送分の「ガイアの夜明け」、「未来世紀ジパング」を観ていた。
テレ東の経済3番組にはいつも感心している。
よくも毎週、休みなく放送できるものだ、と。


携わるディレクター、スタッフは大変だろうと察する。
ネタ探しに苦労はしないのだろうか。
私は全くの趣味、好きで書いているから気楽だ。
プロとなるとそうはいかない。
休みなく品質の高い番組を作り続けるプレッシャーとの闘いだ。
この世界は視聴率が最大の関心ごと、成果指標だからそれとの闘いでもある。


芸能人を集めたお手軽な番組と較べれば、テレ東の経済3番組はよくできた番組だと思う。
若者はテレビを観ないでスマホを観る時代だ。
地上波テレビ放送の存在意義は徐々に落ちていく。
そんな環境のなか、テレ東経済3番組はしっかり残るだろう。


ぜひ、残ってほしい。
1銭ももらっていないのに、また、テレビ東京の宣伝をしてしまった。










2016年11月12日土曜日

【訃報】&【いつも音楽と共に生きてきた】 風のいたみ : りりィ   2016.11.12






歌手のりりィが亡くなった。


享年64なので3年先輩になる。
学生時代にレコードを買った記憶があった。
シングルレコード盤の軍団を探したら出てきた。
東芝EMIだ。懐かしい。


彼女の出世曲は「私は泣いています」だが、私は「風のいたみ」のほうが気に入っていた。
幸せだった恋人との日々が遠くなっていく、そんな追憶を綴った失恋歌である。
作詞・作曲とも彼女の手によるもの。


オレンジ色の涙にとけた
ふたりの心だったけど
風のいたみをわかっていたの
あなたと私


今あらためて読み返してみると、意味はかなり不明瞭だ。
そんな理屈を言うのも野暮である。
今日は彼女の冥福を祈ってこの曲を聴き返したい。
ハスキーボイスが素晴らしい。



風のいたみ りりィ (← クリック!)




2016年11月11日金曜日

経済のルール  2016.11.11

日比谷





夜中に目覚めたら雨音が聞こえた。
早い時刻に目覚めるのはいつものことである。


そのまま横になりながら、眠っているような起きているような時間を布団の中で過ごす。
うつらうつらの状態のなかで、外から強い雨音が聞こえた。
夜明けとともに雨脚(あまあし)が強くなった。
それでも午後からは雨雲が抜けていく予報だ。


トランプ次期大統領はそれなりのバランス感覚を持っているようで安心した。
彼を支えるブレーンがしっかり手綱(たづな)を握っているのかもしれない。
勝利宣言で彼は減税とインフラ投資を強調した。
減税で人々の消費を促し、財政出動も行うというのだから米国の景気は期待が持てる。
これなら心配される保護主義への舵切りも極端なものにはならないのではないか。
公約だから全く手を付けないことにはならないにしても。


経済のグローバル化は諸刃の刃(もろはのやいば)である。
世界中から最も良い製品・サービスがもたらせれるという点では、消費者にメリットがある。
働く側にたつと限りなくローコスト競争にさらされるので、賃金は下がるし失業する場合も出てくる。


私は無制限なグローバル競争、資本競争には反対だ。
皆がメシを食っていける社会でなければ持続しない。
ローコストで雇用できる国、地域は”全取り”をして他国の雇用を脅かしてはいけない。
自国の製品を買ってくれる国に住む人々の雇用も残し、永続的に買ってくれるように共生配慮することが自らを助けることにもなる。
これこそ政治の役割である。


皆が明るく食べていける社会。
これからの資本主義経済がめざすべきはそんな姿だ。
Winners Take All. では格差が開くばかりで、多くの人々は幸せになれない。
その実践者として、トランプ氏には期待している。




2016年11月10日木曜日

米国大統領選  2016.11.10

日比谷




ドナルド トランプ氏が米国の第45代大統領に選出された。


昨朝、虎ノ門ニュースでは8時半ごろ速報でトランプ氏リードを伝えた。
「こりゃ、大変だ」と思い、私は夕方まで BBC および CNN の選挙結果報道を通しで見ることになった。
経済講座の課題をまとめなければならない日だったが、日延べすることにした。


トランプ氏の勝因は米国在住の人や米国政治の専門家のコメントから理解していこうと思う。
実際、米国在住の人にだって本当のところはわからないのではないか。
なにしろ50もの州があり、ひとつひとつが違う国のようだというのだから。
ある人の意見が全体意見であろうはずもない。


日本でも地上波テレビでコメンテイターたちがたくさん語ってくれるだろう。
的を得た意見も、とんだ見当はずれのものもごちゃまぜになって。
正しい情報に基づいて話す説得力のある人は誰なのか、見極める良い機会である。


以下は報道から私なりに推測するトランプ氏の勝因である。
もちろん仮説にすぎない。
居酒屋でのざれ言の類(たぐい)だ。
私は米国に住んだこともないし、ハワイ州に観光でしか行ったことがないのだ。


■トランプ氏の勝因(推察)

1.政治不信、政治家不信

2.移民の多さ、テロリズムへの恐怖

3.ヒラリー氏が演説するときに見せる怖い顔、値段が高そうなファッション


こんな調子で挙げていったら、もっとたくさんあるだろう。
ヒラリー氏に幅広い人気がなかった、に尽きるかもしれない。